詩人:灰色 | [投票][編集] |
人ってさ、ヤバイよな。
その一言、とんでもない威力で。
簡単にこっちのテリトリーに
踏み込んでくる。
君の無邪気なその一言に、
俺の胸
深く抉れちまったよ。
詩人:灰色 | [投票][編集] |
俺はいつもそうだ。
独りが怖かった。それなのに人が煩わしかった。
俺はいつもそうだ。
気取って、格好つけて。自分だけが悲劇の中にいるかのように。
俺はいつもそうだ。
自分を美化し、自身に麗しい自分の幻を重ねて。
俺はいつもそうだ。
独りが怖い。気取りや。すぐに格好つける。
自分に幻影を投じて。
馬鹿みたいだと俺は俺を嘲笑い、肩をすくめ、人を怖がった。
自分から人に近づけずに。強がって。
さらに最悪な自分のはまっていく。
繰り返し。悪循環。
俺は俺が嫌いだ。
詩人:灰色 | [投票][編集] |
ずっと前に
「本気で伝えようとすれば言葉は出てこないんだ」
そう言った人がいた。
そのときは
言っている意味が分からなくって
ただ分かった振りをして
頷いていた
だけど
今なら分かる
言葉は出てくる
格好いい言葉も、綺麗な言葉も
けどそれは
どこかで聞いたようなものだったりして
決して自分の言葉じゃない
今なら分かる
何かを伝えようとすることが
どんなに大変か
出てくる言葉が
どんなに偽善と嘘で満ちているかを
僕には
何かを言葉にすることも
何かを伝えることも
出来はしない
詩人:灰色 | [投票][編集] |
人には守りたい人がいると言うよ。
僕は君を守りたいんだ
君のことが好きだから。
けど
君の周りには
君を守ろうとする人が
たくさんいるから
僕の手は必要ないかもしれないね。
でも
僕は君のそばに
いたいんだ。