詩人:壬治 | [投票][編集] |
とり憑かれた夢なんてもう見たくないんだ
だけど寝ても覚めてもおかしな感覚
儀式みたいだった「チェシャ猫の月の夜」
不穏な空気に包まれたまんまで
妄想たぐりよせたら自分がどっか消えた
知らないフリは得意だから静かに目を閉じた
良心って言葉の意味・・まだ咀嚼中
泣いた理由もうまく説明できない
詩人:壬治 | [投票][編集] |
ずっとずっとここで空想と戯れてたい
だってもーこんなにいっぱいいっぱい
「何がしたいの?」痛烈な言葉
ひどく怖い顔!ぼくを悩ませる
いつも通りの日常は拒否したい
だってもー全然答えなんて出ない
夜通し考えてたけど2人は遠いよ
影すらも交差しないほどに遠いよ
流れ星のように一瞬で消えた夢
もがくことさえ馬鹿らしくなる
空が翳って厚い雲がやってくる
ねぇもーどうしてこんなに寂しい?
ずっとずっとここで空想と戯れてたい
君との思い出はぜんぶ食べ尽くした
ずっとずっとここで空想と生きていたい
君とのこれからはもーどこにもない
とまどいの日々は痛みを知るごと
深く深く重くもたれる鉛の枷
切実に願うここでのひそやかな愛と夢
君の知らない場所でいつも涙が溢れる
詩人:壬治 | [投票][編集] |
きみ以上にもし魅力的な人が
この世に存在するのならおしえてほしい
ここに連れてきてほしい!
今日もきみだけを愛する
届かぬ想いをかみしめている
ジレンマだよ苦しいけれど
やめられないよこの恋は!
詩人:壬治 | [投票][編集] |
考える暇もないほど
この喧騒に身を置けばまた
削られてちいさく萎んでゆく
彼女に会いたいと思えば思うほど苦しい
脳みその奥に隠れてる
心のなかに埋もれてる
大事な何かはしたたり落ちて
ここからあふれて全部零れてしまう
言葉が積もって味覚を忘れて
世界はどんどん裏切りを学ぶ
思い出したいと思う出来事だけ
瞬時にひっぱりだしたいのに
彼女に愛されたいと思えば思うほど切ない
詩人:壬治 | [投票][編集] |
それは心を揺さぶり体を動かす
投げやりな一瞬にこぼれる吐息は
なにより本音で
語りたがる命そのもの
コギレイな嘘より
ぐちゃぐちゃの真実でいい
醜くってもいい
ちゃんと芯から熱くなりたい
だってぼく以外のどこの誰がぼくの
人生を生きられるっていうんだ
詩人:壬治 | [投票][編集] |
泣き虫じゃないよ
笑顔つくるチャンスがないだけ
言い訳なんてしないよ
ただすこしの強がりさ
めぐりめぐる浮き沈む
ゆーうつとこーふく
閃くような空に詠む
破裂しそうだよ
たとえば真実じゃ
なくってもいいと思えた
ここでずっと奇跡なぞ
期待したりしてた
気が遠くなるよ
ないものねだりと他力本願
寄せ集めの運命を
まとっては壊してむせび泣く
くだらないけど
ささやかな夢だから
誰にも手のうち
明かしてやんないよ
昨夜のことも嘘なんかじゃない
なかったことに
したくはないだけ
ここにある気持ちを
認めた瞬間に歩き出せるかい?
What's goin' on?
妄想迷宮
抜けだすヒントをくれ
実に単純明快な罠
あなたじゃなくっても
やっていける
今日だって呼吸して
またため息を飲み込んで
ほら雨粒が落ちる前に
出かける支度しよう
詩人:壬治 | [投票][編集] |
やりすごしたはずの感情が舞いもどって
とたんに胸は決壊してた
すべて一瞬であの日の景色になって
迷子のようにこれまでを忘れる
その名前が輪郭が私を過去に
引き戻してしまう恐ろしい人
いまも私を支配する恐るべき人よ
詩人:壬治 | [投票][編集] |
ほんのささいな復讐だった
でも出来心というには刺がありすぎた
ぶっ壊してやりたい
ただそれだけの
シンプルな好奇心が
宇宙みたいに広がった
結末はまさに小説より奇なり
おそらくあれは予知夢のたぐい
永遠を手に入れて
かわりに一瞬を失う
つまり世界と恋に落ちること
口にしてはじめて
わかった言葉の魔力
魅せられたようにそこから
とめどない思考の迷路に落ちる
すべてが帰結する
呪縛を絡めてく
どうしようもないほどに
今でも新鮮な痛みに
傷ついているよ
そして二人はあの
ラストシーンをくりかえす
背景にはいつも雨が降っている
詩人:壬治 | [投票][編集] |
髪を切っても関係がない
忘れさる動作さえ
しなくてもいいフリータイム
こんなに好きでも関係ない
誘惑したって関係ない
すべて壁に投げつけるように
綺麗さっぱり明日に向かう
まだ健気に思ってても
あんな一言で切れるなら
それまでのことだし
ぜんぶ壊すことが最終目的
打算まみれでも
利害が一致するなら
君だって勝手にすればいい