詩人:halcyon | [投票][編集] |
ねぇ、
あたしは
何ひとつなくても
何ひとつのこせなくても
ただ、
ふたりがいいの
あなたとふたり
ずっと、ずっと、ずっと、
いつまでだって
どこまでだって
だからどうか、
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ちょ、聞いて聞いてー!
あたし、全然知らなかったけど、はぁ、こほっ、爽やかイケメンって、ふぅ、有名なサッカー部2年、けほっ、の先輩に告られちゃったー!
息切れとめて
むせなくなってから
しゃべってくんね?
頼むから。
何言ってんのか
全然わっかんねえ。
OK!はあっ、ちょっ、と待って!ふはー…知らない先輩に、告られたの!
…どうせ臓器目当てだろ。(くそっ、今月4回目…)
まっさか!
あんたじゃあるまいし。
どうしたもんかねー…
(あたしはこいつに絶賛
片想い中なんだけどなあ)
詩人:halcyon | [投票][編集] |
「今すぐあなたの元に
走って行って、その手を
握れたらいいのに。」
それは、
願っても願っても
届かない願い事。
あなたの隣には
幸せそうなあの子。
それでも
生涯で、
恋をしたのは
あなただけでした。
私の恋しい人。
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あたしは
悲しいとか苦しいとか、
そういうのちゃんと
抱えたまま生きているの
っていいとおもう。
だって、
それならやさしくいれる
気がしない?
詩人:halcyon | [投票][編集] |
あたしが死んで、
あんたが泣く夢をみた。
夢の中であんたったら
あんまり泣くんだもん。
ひねくれ者のあんたがさ。そりゃ、どうしようって
思うでしょ。
…だってさあ?
だって、本当に、
ぼろぼろ泣いてたから。
みーんな何もかも
絞り出すみたいに。
あたしはね。
あたしは。
あんたのおかげで、
悲しいとか苦しいとかからけっこう遠いところに
いれるんだ。
分かる?
だからあんたにも
そうでいてほしいの。
負の感情から
そう、
できるだけ遠くに。
あたしの隣で、
そうやって子供みたいな、ちょっとばかみたいな寝顔してていいから。
「ねえ」
「ぐー…」
「ねえ、聞いて」
「…ん」
「ねえって」
「…なんだよ、
おれ眠いんだけど」
「…あたしより先に死ね」
「はぁ!?何だよそれ?
…って何で泣いてんの!」
「あたしより、
先に死ぬって約束して」
「おまえは本当に
訳わかんねえな、まじで」
「約束!」
「あー…もう、はいはい。約束しますよー」
「…絶対だからな」
「分かった分かった、
でもなんでよ?」
「あんた、あたしが先に
死んだら泣くでしょ。
あたしぜーったい、
そんなの見たくないから」
「…そっか」
「うん」
「…」
「………あたしね」
「ん?」
「あんたがいてよかった」
「…だろ」