詩人:花 | [投票][編集] |
必要とされることが
嬉しくて
苦しくて
求められることに
幸せ感じて
怖くなって
必要としてること
何もないのに気付いて
沈んでく気持ちは
喉元で変換される
愛してるなんて
チープすぎて
だから
嫌いでいいから
悲しみを私に見せてよ
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「最後の人に会いたいんだ」
同じ思いを持つ人だった
手を伸ばせば届きそうな距離で
なくしたピースを2人で探した
近くに行きたい気持ちを隠しながら
甘えたい気持ちを誤魔化しながら
優しい言葉が本物になる事を祈って
私たちは
お互いを求めてる
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優しい風を運んできて
私の中の悲しみ
全部全部かっさらってくれた
何処かに捨ててくれたのか
引き受けてくれたのか
愛しさでいっぱいになって
日だまりの中
眠ることができたよ
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たったひとつくらい
永遠があってもよいじゃない
夜の鳥が朝へ向かって
飛んでいく
『女の人は月に一度生まれ変わるんだよ。だから綺麗なままなんだ』
何度も恋をして
何度も人を愛せたのは
生まれ変わったからなんだね
新しい自分で
新しい水を注いで
記憶を何度も上書きしたよ
見知らぬ土地で手を繋いで
初めてのニオイに包まれて
初めてのキスをして
初めての夢を見た
たったひとつくらい
永遠があってもよいじゃない
この想いに嘘はなかった
死ぬまで一緒に居たかった
この想いに嘘はなかった
たったひとつの永遠を探して
たったひとつ永遠がほしくて
その度に
永遠などないこと突きつけられる
夜にうたって
夜に鳴いて
あんなに苦しかったのに
美化されていく
ますます苦しくなって
ますます悲しくなって
夜に鳴いて
夜に泣いて
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死にたいって
思う時がある
わかるよ
って言われると
全身の血が逆流する時がある
好きだよ
って言葉に 吐き気がする
必要だって言われると
息が苦しくなる
人が
怖い
もう全部嘘にしか
聞こえない
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21時 街の灯りが一斉に落ちた
浮かび上がった夜空は
灰色の雲に覆われていた
恥ずかしがり屋の彦星と織姫が
レースのカーテンを引いたのかもしれない
どうか見つけてね
私だけを見ていてね
人混みに紛れても
似たような髪型でも
私を見つけてね
私だけを見ていてね
モノクロームな世界に
色鮮やかなあなたがいる
そんな世界に憧れる
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死にたいと思うときがある
日々に馬鹿らしくなって
吸いかけの煙草
飲みかけの珈琲に
悲しくなる
あの日確かに薔薇色だった日々が
今はとても冷たく寂しい
こんな私に喜んでる人がいる
私の悲しみや辛さに喜んでる人がいる
私の涙を養分に幸せを感じてる人がいる
その人の望みを叶えてあげたくなる瞬間がある
消えてしまいたくなる瞬間がある
声高らかに笑うだろう
幸せを噛みしめ歓喜するだろう
心だけじゃ足りないらしいから
身体も何もかも
この世界から消したくなる
死にたいと思うときがある
それを望んでいる人がいる
シャボン玉のように
パチンと消えたいと思う
それを願う人がいる
叶えたいとも思う
私が二年間愛して止まない人の願い
叶えたいとも思うんだ