詩人:花 | [投票][編集] |
優しくなれない
笑えない
言葉で踊らされて
言葉で傷つけられたのに
最後はやっぱり
言葉に救われようとしてる
けど
もう誰の事も信じたくなくて
もう誰の事も信じられなくて
優しさが痛い
傷口に痛い
心が痛い
「捨てられる側の苦しみを知っている」
そんな言葉を吐いた人間に
何度も何度も
心を捨てられた
私が君を捨てた訳じゃないのに…
優しさが痛い
傷口に滲みる
誰にも拾わせない…
この¨心¨
もう 誰にも 拾わせない
悲しみなんて
誰も知らない
詩人:花 | [投票][編集] |
泣きながら帰った道や
淋しさから潰れそうだった心
真綿でくるんで消してしまいたい
明日の話がしたいのに
昨日の話しか出来なかった
いつだって
靴を履いて準備はできていたのに
寝巻きのままの君…
数少ない言葉
思い出して
幸せ知ろうとしてるのに
数多き言葉に
打ち消された
何人にも邪魔されたくなかった
やっと一歩踏み出せた 460日目
靴紐を結んだばかりだったのに
また
私だけ 外に放り出された
憧れ続けた明日には会えなかった
詩人:花 | [投票][編集] |
目に映った事が
¨真実¨だった
耳で聴いた事が
¨真実¨だった
探していた裏側の¨真実¨は
¨願望¨だった
受け止めきれない
弱い私がみせた
¨願望¨だった…
気付いていた
解っていた
気付かない振りをして
解らない振りをしていた
一分一秒が
¨愛しさ¨で
一分一秒が
¨悲しみ¨で満ちていた
このまま夢の中で
幸せを演じていたかった
眠りから覚めることが
怖かった
冷たい手を思い出した
一番近い人から
冷たい手を思い出させて貰った
そう
手は 誰よりも冷たかった
その手を温めようと
必死だっただけなのだ
詩人:花 | [投票][編集] |
おかしくなりたい
もう既になってるのか
考えることをやめたい
見ることをやめたい
聴くことをやめたい
文字にしてみて…
頑張る気にはなれなかったけど
生きるのだけは
やめないでおこう
午前二時
少しだけ 現実逃避
吐き出せない思い
吐き出してみた
ごめんなさい
詩人:花 | [投票][編集] |
梅雨でもないのに
空が泣いている
眉間にシワを寄せたように雲が生い茂り
笑顔を隠すように
太陽を覆う
1年365日
共にした人生
一緒に居たのは
きっと
60日にも満たない
それで何がわかったというのだろう
わかりたくてもがいてばかりだった気がする
それでも
愛してるって言葉は
365回を超えたと
知っている
ねぇ
青葉に色がついた頃
私達の想い出も
あちこちに散ってしまうのだろうか
ねぇ
街路樹が裸になった頃
私達の隣には
別の誰かが微笑んでるのだろうか
あなたと私
5年の月日を要して
たった1年しか
共に過ごせなかった
愛してる
今は辛いけど
幸せになれ
そう祈ってる
詩人:花 | [投票][編集] |
何処に向かって歩いていたのか
今となっては わからないのです
誰と愛し合っていたのか
今となっては わからないのです
画面メモに残ってた時刻表
私は 誰かに会いに行ったようですが
誰に会いに行ったのか
ぼんやりと 霧がかかっています
何のために 何をしに
そんな地へと出向いたか
思い出せずにいるのです
もう思い出す必要もないのでしょう
もとから
そんな事実はなかったのでしょう
そう
8月の風が教えてくれました
静かに
終わった想いを
昇華させたかったのに
静かに
日々を 受け入れて
過ごしたかっただけなのに
忍ぶ影は
狂気を含ませる
消えろといいながら
己から 姿を現すのです
名を変え 姿を変え
己から 姿を現すのです
あなたは一体何がしたいのでしょう
否
もうそんなことは興味もありませんが
ただひとつ
言うならば
ご自分が放った言葉位は
お守りになっては
いかがでしょうか
詩人:花 | [投票][編集] |
苦しめようと
陥れようと
微笑む悪魔
昔の女と返り咲き
心に余裕でも出来たのか
もう此処にはこないと
笑った二日後
別な仮面でやってきた
何でかな…
そんな悪いことしたかな…
彼だと
気付いてしまう
自分が嫌で
分かってしまう
自分が本当に嫌
悪意なのか
悪意にかわるものなのか
また
別な仮面で
誰かに愛を囁き
自分はバケモノだと
目を背けるのだろう
悲しきかな
悲しきかな
詩人:花 | [投票][編集] |
その言葉を
裏返して
その言葉を
表に返して
人を知るということは
言葉を探るということなのだろうか
言葉はいらないと
言ってみたり
言葉は無力と
嘆いてみたり
行動がすべてを語るというならば
混沌とした渦の中
冷たい手何度も何度も
温める
信じることが勇気ならば
信じさせたいと願うは
優しさであると思うのです
どちらも
二つでひとつの愛だと
思うのです
淋しがり屋の私たち
居てくれるだけでは
もう満たされなくて
身体の一部に取り込んで
向き合うことを
忘れた