―宇宙はどこまで続いているの?―小さな僕がパパに聞いた宇宙は自分で作るんだパパの答を聞いて目を点にした僕をママが笑っていた大きくなった今でも、その意味をはっきり理解できていないが僕は僕なりに宇宙を作った何よりも大きく、何よりも醜い星一つも見当たらない真っ暗な宇宙どうして色がないんだろぅなぜ光が見えない?答は簡単だった僕の心に色をつける余裕がなかった僕が作った宇宙と同じで僕の心は真っ暗だった
[前頁] [流浪の部屋] [次頁]