詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
願いはまるで
砂漠の大地のよう
一時の潤いをもたらす
恵みの雨も瞬く間に
消してしまう
祈りはるで
枯渇する湖のよう
一雫の潤いを求めても
ひび割れた湖底に
救いの雫の姿はない
心はまるで
深海の微睡みのよう
緩やかに穏やかに
流れているのか
止まっているのか
射す光も無く
広がるは闇のみ
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陽光を浴びて
黄金に揺れる
ススキソウ
風に舞う
わたぼうし
何処へ向かって
飛んで行く
夕陽を浴びて
茜に揺れる
ススキソウ
風に散る
わたぼうし
何処へ舞い降り
根を下ろす
月光を浴びて
白銀に揺れる
ススキソウ
風旅を行く
わたぼうし
見送る眼差し
跡にして
遠い空へと
消えて行く
僕の心も
わたぼうし
宙を彷徨い
風旅へ
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君と出会い
淋しさを忘れ
君と出会い
切なさを覚え
世界を彩る想いが
どんどん増えてく
君と出会い
退屈忘れ
君と出会い
不安を覚え
止まる事のない時が
どんどん過ぎてく
君と出会い
孤独を忘れ
君と出会い
優しさ覚え
望む事はたった一つ
君の隣に居られればいい
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今の僕は無力で
過ぎていく
人も景色も
何一つ留める事
かなわなくて
世界を変える事なんて
出来ないって
思ってたんだ
けど違った
世界は以外と簡単に
変わってしまうんだ
人との出会いで
何気ない言葉で
結局は心の在り方
なんだろうね
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夢一つ強く持ってたら
何処へだって
行けるはず
そう信じて
前だけをみて
歩いていこう
迷って曲がって
道外れたって
良いじゃないか
疲れたら休んで
ゆっくり進めば
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変わらない毎日の中で
見付けた小さな幸せ
針の穴ほどのモノだけど
日々を生きるには充分で
その幸せに糸を通し
繋ぎ合わせて
贈る事が出来たなら
君はどんな顔を見せてくれるだろう