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シゲヲの部屋  〜 投稿順表示 〜


[3] 子供殺しのピエロ
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優しい人間っていうけどさ?


そんな人間がいるのかなって疑問に思うけど、


別にいいじゃん。そんな人間がいたって。


好きだなって。そう考えることが、


そう信じることが、


たとえ真実がどうであろうと。


自分にとって正しいことじゃないかな?


たとえ世界中の全ての生き物を敵にしたってさ。


世界の真実なんて実はしょぼい。


悲しみと怒りと失望の心が世界を支配して、


そしてまた生まれる。


生まれる子供は優しい顔をしていますか?


それで生まれゆく子供ためになにができるだろう?


考えて考えて答えなんて出なくて。


意味なんてなくて、自己満足で終わってるのさ。


道化のピエロのようだろう?


サーカスで踊る彼らはいつも笑顔だからね。


幸せを願うあなたの前で、


不幸に見舞うあなたの前で、


道化の踊りを踊ろうさ?


消え逝く魂の舞踏会。


ピエロは最後に子供達を皆殺しにするのだよ。


なぜかって?


あなたが優しい顔をしているからさ。


理由がほしいならあなたが作りナ?


あなたが作った理由をタネにピエロは踊ろう。


舞台を作り上げるのはあなただ。


このピエロではない。


さぁ最後の踊りを始めよう。


あなたのその腕に持つ刃で、子供を殺すために。


さぁ、いこうか? あなたよ。

2006/02/09 (Thu)

[5] 僕は世界を見て
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渦は誰が止めるのか?


さぁ知らない。


僕は悲しみを知らない道化だから。


切り殺そう、皆殺しにしてしまえ――


血塗られた友の軍刀を振るい、


僕は君たちを狙う。


涙はもう流れない。


雫は血の滴る音だけ……


聞こえてくるのさ。


さぁ踊り狂おう。


絢爛し、蹂躙しよう。


子供たちの血の踊りを御覧あれ……

2006/04/01 (Sat)

[6] 空を見上げて
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誰かのために
戦い
傷つくこと
私はそれが苦ではない


同胞が朽ち果て
たとえ
一人になろうとも


青空を見上げ
剣を突き出そう


視界が一点なり
蒼が支配する


空、ソラ、そら……


そこにあるのは
圧倒的な孤独


これが
死、か


はっ……なんだ


悪くは、ない


突き抜かれる刃の主よ


さあ


ともに逝こうか……?

2007/04/14 (Sat)

[7] スッカラカンな心
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僕にも書かせてくれ。


あなたは何で生きた?


辛いだろう?


悲しいだろう?


でも生きた。


スッカラカンになっても、


生きた。


意識は混乱してて、


僕すら判別できなかった。


でも、


言ってくれた。


「また、一緒に映画見ようね」


そう、


言ってくれた。


「でも、今日はもう眠いから」


「少し……寝るね」


そして、世界から彼女は消えた。


「バイバイ」


このさよならは……


僕の旅立ちかな?


出会って、


街を一緒に歩いて、


いくつもの扉を開けて、


……彼女は救われたんだ。

2006/04/22 (Sat)

[8] 暖かい暖炉
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普段さ?


自分を誤魔化してさ?


生きている。


間違いなのですか?


正しいのですか?


誰か答えを、


語ってください。

おしえてください

そんなとき、


出会った君。


同じように、


傷を眺め、


そして涙を流していた。


「君はなぜ悲しむの?」


君は僕を見てこう答えたね。


「ううん」


「悲しくないの?」


「ホコリが眼に入っただけだよ、大丈夫」


君は笑顔で、


影を落として、


そう言った。


ああ、


そっか。


答えはないんだ。


この気持ちに、


感情に、


確かな答えなんて。


でもいいんだ。


君をほっとけない……


この想いほど、


暖かい暖炉はないのだから。

2006/05/14 (Sun)

[9] それでも、それだから
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それでも、


それだから、


僕は成し遂げられる。


世界は緩やかに、


終わる。


キミと出来るなら、


果てを見に行きたい。


でも果ては、


どこにあるんだろう?


キミと探しにいこう。


地図がない道なら、


僕が描こう。


この勇気の、


絵筆を使って。


探そう。


幸せが咲く場所を……

2006/07/22 (Sat)

[10] キミと僕と天使
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空から、


落ちてきた天使は、


キミと僕のカラを、


見つめ。


雨の中、


落ちてきた天使は、


その翼を濡らして、


微笑む。


辛いときも、


悲しいときも、


僕はキミと天使と笑おう。


これは偶然、


たとえいつか別れるとしても、


今このときを、


僕は大切にしたい。

天使とキミと、


別れてしまうときに、


笑顔で、


「さよなら」と言いたいから……

2006/05/15 (Mon)

[11] 樹の葉と星と人よ
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尊いねぇ。


樹の葉と星は。


なぁんにも、


汚れていないじゃないか?


人の命は、


透明な道、


透明なゴール、


それを探す旅。


たとえ、


この一生だけで、


辿り着けなかったとしても。


どこかの、


だれかが、


生きてて、さ!


樹の葉のように、


尊く。


星のように、


輝いて。


涙は、


葉と無数の星にのせて、


命の川に、


命の海に、


僕の後ろに流そうか。


……なぜか?


なぜそうしなければならないか?


今ここで胸に手をあてて、


そっと……考えてみな?


あなたは賢いのだから、


わかるはずだよ……?

2006/05/20 (Sat)

[12] 風に景色はなくて
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風に景色はなくて


色も
形もない


両手を広げて
風に吹かれてみたい


街の景色を見て
繰り出して
風に吹かれ
なにかがしたいんだ


命が言うんだ
肩を借りて
街を歩きたい


でも
どこで罵声が飛んくるか?
握手を求められるか?


僕しだいなんだ
わからないことなんだ
わかろうとすることなんだ


なにかがしたいんだ
この命は狂おしいほど
若いんだ


風には若さはないから
だからお願いだ
もう少しだけ


風よ


胸に刻まれた闇を
その息吹で紛らわしてくれ

2007/04/14 (Sat)

[13] 家族が嫌いな人たちへ
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一番最後に悲しむのは、


だれなんだろう?


僕たちは若いから、


目の前の楽しみしか見ない。


あなたは覚えてないですか?


おじいちゃんに手を引いてもらったことを。


おばあちゃんに自分のワガママを聞いてもらったことを。


忘れないで?


幼い日に見て、触れた、


あの人たちの手を。


忘れていませんか?


両親でも同じ。


言葉で伝えること、それしかできないから。


僕は語ろう。


あなたの愛は……


あなたの想いは!


届いてますか?


気付いて……ください。


お願いだから。


たとえ、どんなにあなたが両親を労わり、


おじいちゃん、おばあちゃんを想っても。


両親の愛には、


おじいちゃん、おばあちゃんの想いには、


勝ることは絶対無い。


あの人たちは……あなたが生まれたときから、


愛してくれてるのだから……


2006/06/03 (Sat)
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