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まとりょ〜鹿の部屋


[231] 下町アコースティック
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

僕の青春
ロードムービー
ススカビだらけの
4畳半。

ジミヘンすらも
脱帽間違いナシな
じょんじょんぎりぎり
下町アコースティック

日の出桟橋商店街
ここのメンチ食って
ロックスターが育ちましたって
必ずテレビで言ってやるから
オマケよろしく
肉問屋のパートのおばちゃん。

16になったら
ソッコーバイクだなってさ
桟橋から投げ捨てたチャリンコと
アイツらとのバカ笑い
そんなセッションが後に俺の伝説としてメロディーラインを占拠する。

快感だね観衆の悲鳴の雨。
武道館なんて古いよ
渡米するよ全米ツアーだよ。

雨に打たれた平屋の二階からは
雨漏りだよタライの悲鳴。
此処はいつか無くなってしまうけれども
生まれた音楽たちは大いなる成長と貢献。

下町アコースティック
たかだか4畳半の産物に
10年後にゃ皆が酔いしれて
俺は今から笑いが止まらない。

冷蔵庫の発泡酒が俺の指で弾けて乾杯
夢じゃないのさ実情さ
じょんじょんぎりぎり
弾かれた弦に似た黄金色のメロディー。

前祝いで酔いしれて
発泡酒に黄昏て
思わず鼻歌メロディー
10年後の皆に向けて発信する
下町アコースティック

2008/03/04 (Tue)

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