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まとりょ〜鹿の部屋


[265] tear*drop
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

僕が作った可愛いあの子
触れる事も今は叶わないけれど

明るくいつまでも僕を追い掛ける

真夏の黄色。
冬の微笑み。

廻り合って何度も笑って
この心臓は止まる事のない
脈打つ地球の水面。



私が作った綺麗なあの子。
捕まえる事は二度と出来ないけれど

いつだって二人は廻り続けるのよ

真夏の紫。
冬の切なさも。

向かい合い刹那の会瀬に
奇跡の色した地球に降り注ぐ暁。



殺し合う事はきっと簡単だけど
私たち二人以外の同じ存在は知らない…。

背中には君
目の前にも君

単調な繰り返しの中で沢山の歴史を見ていた。

誰かが必要としなくても僕たちは進み
逆らう必要などなくても私たちは進む

私の光が強すぎて
君の一番星が見えない…

僕の闇が深すぎて
君の作る青が見えない…

互いに涙を沢山流したから、僕たちが暗雲で淀み
互いに涙を沢山流したから、私たちは風すらを詰らせた。


私はあなたに焦がれたから熱く空を光に燃やしたの

僕はあなたに見てもらいたかったから鋭く空を闇に散らしたの


あと何万光年で僕たちは重なるのかな?
あと何万光年で私たちは完成になるのかな?

せめて僕たちが刻む繰り返しの下で
せめて私たちが繋ぐ追い掛けっこの中で


アナタたちはアナタたちの永遠を刻んでほしい…。


結ばれぬ月と太陽の涙は
きっと風になり大地へと時を刻むのでしょうか?

2008/10/22 (Wed)

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