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まとりょ〜鹿の部屋


[325] ぶんぶく
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

大した事じゃないって笑いながら音を掻き消して
どうせ濡れるならば傘、要らないじゃないと呟く

水深10m
まだまだ苦じゃないね

どうせまたいつもの話よねってまた笑う笑う
心の居住空間には寂しがり猫ばかり

水深100m
ちょっと呼吸の仕方を忘れたね

どしゃ降りになって
肩から腰にかけて伝い落ちる雨粒
居心地が悪い、気分も悪い。

水深500m
深く潜ったままで

水深650m
あの声は自分の声だった

水深880m
なにやら全てが間違っていたようだ

水深1000m…一人ぼっちじゃない
水深1???m…孤立したんだ、水深2???m…時計壊れたんだ、溺れたんだ…ぶんぶく

地底の砂を噛む
ザまぁ無い、事虚しい事、

誰もが分かり合えると思ってたのか
もう目は要らない、黒しか映らない、

地底マグマでぶんぶく
身焦がして出直します

2013/06/17 (Mon)

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