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まとりょ〜鹿の部屋


[67] 絶望と言う皮膚呼吸
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

足下に転がるスチール缶を
何も考えずに両方の足先で突っつき合う。

それは昼下がりのバス停のベンチで
バスを待つ訳でも
君が降りてくるのでもなく、
ただ座っていただけ。

君が僕の目を見て笑う
『まるで死んだ魚のようだ』と。

確かに間違いじゃないと思うよ。
でもそんな君の目も僕と変わりはない。

雲一つない灰色
すり傷だらけの空き缶

まだ僕が存在する理由が見当たらない。

2005/12/09 (Fri)

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