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璃星の部屋  〜 投稿順表示 〜


[177] Love you
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信じられなくなるくらい
言ってほしい




眠れないときほど求めた言葉は
あんまりにも幼稚で

陳腐で

視えない傷に侵された
たった数文字の言葉だった

2007/04/22 (Sun)

[181] Treasure
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わたしに残されたものは

誰が視ても
ガラクタで



大切なものというよりも

捨てられなかったものばかりだよ

2007/05/05 (Sat)

[182] Help me
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この世界は
案外
単純な創りなのに





がんじがらめの糸に
視えなくなりそうなら

僕を呼べば良い

助けてって
叫べば良いよ

2007/05/07 (Mon)

[183] Best
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最善を尽くすことが

必ずしも最善じゃないよ


それで
キミが


少しでも悲しむなら

2007/05/12 (Sat)

[185] からっぽ
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まだほのかに
温かい隣のシーツは
願いとは裏腹で
まっさらで皺ひとつなかった

広すぎるベッドの左側は
夢とは違ってからっぽで




今でも
まだ

よくわからないんだ



キミが
どうして隣にいないのか

2007/05/20 (Sun)

[186] 追憶
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後ろを振り返ることは
悪いことなんかじゃないよ

でも
望んじゃいけない

何ひとつ
期待なんかしちゃいけない

2007/06/05 (Tue)

[187] ヒトヒラ
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もう少しだけ


もう少しで
もし

言葉になるとしたら

今の
わたしの想いは

言葉になる前のほんのヒトヒラで

だけどわたしを満たす
唯一のヒトヒラで

2007/06/07 (Thu)

[188] 置いてきぼり
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一駅乗り過ごしたときのような

単純な感覚

置いてきぼりを味わう



知らないままなら良かったけれど

手の届かない場所の後姿が

小さくなっていくたびに

もう

覚悟だけが滲んでた

ひとりで生きていけるよ


だから
もう

2007/06/06 (Wed)

[190] 彫刻のひと
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しなやかで
細い
骨張った白い手は


どこかで観た彫刻と似ていて


握り返してくれない指先も

いつも冷たい掌も








どれだけ
そっけなくてもいい




要らない

キミじゃないなら

2007/06/08 (Fri)

[193] 出逢い
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もう何度

足掻いたか知れないけれど

出逢わなければよかったなんて

一度も思ったことなんてないよ



どんなカタチになっても

わたしは貴方に逢えてよかったって

スクランブル交差点の中心で

叫ぶことができる

2007/06/19 (Tue)
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