璃星の部屋
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[230] 波
次の高波で
キミのところまで
もう
わたしをここに繋ぎとめておく
枷なんて
とっぱらってしまったから
2007/09/11 (Tue)
[226] 自信
always love you
そんな
当てどもない自信はあったの
2007/09/02 (Sun)
[225] カタチ
想い合えないなら
傷付き合うのも悪くないと思った
2007/08/30 (Thu)
[224] どうか
こんな
不可抗力な肩書きに
左右されて
抱き合うことにさえ
後ろめたさを感じた
ねぇ
今度 出逢うときは
どうか
ただの男と女として
2007/08/27 (Mon)
[222] 仕草
何気なかったから
気付かなかった
煙草の吸口をほんの少し
愛でるように撫でる仕草
こんなにひとがいるのに
キミだけなんだと
当たり前のように
喫煙席に座ったわたしは
煙に見え隠れする誰かの指の中に
あの仕草を探して
2007/08/22 (Wed)
[221] 味方
キミの手を離すことを条件に
キミの傍にずっといられる
味方なんて
名前ばかりで
2007/08/20 (Mon)
[220] Zero
限りなくゼロに近くなっている
カウントダウン
知らない振りして
微笑えれば
もっと格好よくキミの記憶に漂えたのに
2007/08/20 (Mon)
[219] 金魚
いっそのこと
金魚になりたいと思った
自由もなにも望まないから
キミに飼われて
キミに死ぬ
赤い金魚になりたかった
2007/08/20 (Mon)
[218] 抜け殻
真夏の朝
気付いたら
薄くて乾いた
キミの抜け殻だけが
隣にあった
限られてる ということは
今に始まったことじゃないけど
最後に
言いたい言葉くらいあった
2007/08/18 (Sat)
[215] 東京タワー
キミと
いつか約束したことを
今更思い出した
もどかしげにわたしを横たえて
髪を撫でられながら
視界に揺らめくオレンジ色を観て
ネオンに埋もれた東京で
キミには観慣れたはずの東京タワー
次に逢う時は
連れて行ってと
次に東京に来るときも
やっぱりキミに逢いに来る時だからと
東京にいるのに
キミに逢えるわけでもない
28階のマンションからの景色は
すごく綺麗だったけど
抱かれながら
キミのこと考えてた
東京タワーを
横目に観ながら
2007/08/18 (Sat)
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