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都望の部屋


[4] シミ
詩人:都望 [投票][編集]

こぼれ落ちた言葉は
グラスから溢れ出た水の様だった

もう入りきらない
新たな恋で満たされて…

でも
少しは覚えていてよ
私の事を…

新しい恋で満たされて
グラスから溢れ出されて
貴方の中にいられなくなっても
せめて机の消せないシミにくらいは成ってもいいでしょ?

シミにして残しておいて欲しいの
私という名の存在を
このまま蒸発してしまうなんて
形が残らないみたいで
イヤだから

2004/09/18 (Sat)

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