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チェシャ猫の部屋


[117] 祈っても届かぬ世界に抱かれて
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

やさしさを忘れた世界に抱かれて
僕らは夢を見る
いつからか何かを捨てることには慣れたけど
まだ涙は乾かなくて・・・。。


頭で描いた理想との距離に舌打ち一つして
気づけば現実を蹴飛ばしていた
また一つ 嘘で心を塗り固め
届かぬ君に背を向けて

それでも端っこから落ちてゆく日々を
零れないように強く抱きしめてみても
振り返らない過去に背を向けるには
まだ少し幼なすぎて・・・


祈っても届かぬ世界に抱かれて
僕は君を愛する
涙もうまく拭えないこの手では
その全て 包み込めないかもしれないけれど

ひとりぼっちで眠れぬ夜は
もう終わりにしよう・・・

     ・・・君となら・・・。。

2005/03/04 (Fri)

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