詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
幾千の夜に揺られ
何時まで終わらぬ夢を彷徨うのだろう
叫んでも届かぬ孤独を抱いて
僕は一握の灰になる・・・
貴方が消え去った夜に
僕は孤独を閉じ込めた
知らぬ顔して朝を迎え
感情の無い瞳で空を仰いだ
誰か僕を見つけてくれないか
本当の僕に気付いて抱き締めてくれないか
閉じ込めた感情の鍵が壊れたとき
涙はもう止まろうとしないんだ
無理して作り上げた表情の無い仮面
孤独に怯える素顔を覆う為・・・
誰か寂しがりの僕を壊して
目を背けていた孤独に向き合ってしまったとき
叫びはもう止もうとしないんだ
幾千の夜に抱かれ
何時まで独りの夢を噛み締めるのだろう
誰もが仮面で暮らす硝子の星で
僕は一握の灰になる
孤独に怯える僕の存在に気付いて欲しくて
命を燃やして灰になる
誰か僕に気付いて
誰も振り向かない硝子の星で
僕は一握の灰になる