詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
ねえ誰か僕を照らしていて。
他人の光でしか輝けない僕が美しく在る為に・・・。
乾いて穴だらけになった心は
満ちて欠けては消えてゆく
消え行くが故の美しさなどいらない
誰かこの身を繋ぎ止めてはくれないか??
貴方が何処まで行っても僕は見守っているから
せめて夜の帳が消え行くまでは
すぐ傍に僕を感じていて
例えどれだけ手を伸ばしてみても
貴方が僕に 僕が貴方に触れることは出来ないけれど
透き通った水の満ちたグラスを翳せば
ねえすぐ傍に行けるから
誰か・・・・僕を照らしていて。
他人の光に頼るしか輝く術のない僕が美しく在る為に
ねえ誰か僕の存在に気付いていて
愛でられることでしか存在を確認出来ない僕が
美しく在る為に・・・・。