ホーム > 詩人の部屋 > 鴉夜の部屋 > fling away

鴉夜の部屋


[73] fling away
詩人:鴉夜 [投票][編集]



その美しい君の背中には
羽根が見えるよ


いくら抱き締めても
すぐに逃げてしまう
自由な羽根が


僕のものにならないなら
切りとってあげても良いさ

君の愛おしい
全てへキスを
その羽根を潰して
眠っていたいのに…


いくら抱き締めても
すぐに逃げてしまう
自由な羽根が


煩わしい思いごと
羽根をバラまいてあげる


僕の手のひらへ一枚
欠片を残して
君は 羽根を広げ
空へ 消えた


今でも 鳥籠
片手に探してる…


2005/08/11 (Thu)

前頁] [鴉夜の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -