詩人:剛田奇作 | [投票][編集] |
今日は私のおごりだよ!
≒
次回、おごってね
ご、誤解だよ!
≒
まだ僕に弁解の余地があるんだ!
ホントにごめんね
≒
これからもそうして私を甘やかしてね
みんなみんな大嫌いだ!
≒
もっと僕をみんなでチヤホヤして!
愛してるよ
=
これを聞いた責任は取ってね
俺は酒を絶つ
≒
俺は酒に忠誠を誓う
俺は、見返りは求めない ≒
どうせ見返るなら俺みたいないい奴からにしろよな
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君は、大好きな葡萄を食べる時
房をぶら下げるように指で摘んで
下からガブリと噛み付く
種と皮は舌に乗っけてペロリと出す
とても、可愛い
ソフトクリームは、大きなピンクの舌を目一杯出してペロペロなめる
普通の女なら
下品でとても見れたもんじゃないけど
君がやると
天真爛漫な天使のように見える
この間は、
アイスの箱に指を突っ込んでは、舐め、キレイに箱をからっぽにしてた
小さい子供みたいにね
僕が君と結婚したのは、
実は、
これを毎日、見るためなのさ
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子供の頃
友達と遊んでいる時
私もう、帰るね
友達のその一言が
すごく怖かった
今、一番怖いのは
穏やかで優しい瞳
言葉よりも視線の方が
ずっと怖いと
知って
もう、かなり経つ
詩人:剛田奇作 | [投票][編集] |
ホットケーキ裏の共和国で密輸が絶えない
のは
クジラの嘘で発覚?
弱酸性崩壊クリムゾン
終電ペガサスには愛知産向日葵にヨーグルトを添えて
ドラえもんは?
えーとね、まだ無理
まさか鯛を孕んでなんとやら
あの、例の会議?
丸めた鼻水ティッシュの行方
アメリカの貸金庫へ?
そんなはずはないさ
どうしてもグリーンスリーブスの夢が欲しい私
50年ぶりに死海
白と黒の鍵盤マーブルが美しいね
ストーンズの肉ジャガーだっけ?ドン・ノウ
痒み止めを早く
三ヶ月前のマスクメロン香水による
撲殺モード解禁
月末の夜明けに、道楽息子が家出したから?
殉職メクルメク性愛
バス停の金髪の少年は
白のスーツにランドセル
トラックの荷台にはラクダが、じゃあEGYPTへ?
生せんべいの超高層ビル
に爆弾を仕掛けたタリバンと君
おかげさまで
見上げながら口に入った
三本の髪の毛
今時はパープル?
キーボードの入力画面の患い?末期睡眠障害
それでも、いいよ
So, パーフェクト
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君、遅い
葉っぱから降りるだけで
日が暮れそう
でも、きっと君は
のろのろにかけて
誰にも負けない金メダリスト
昔読んだ
がまくんとかえるくんの物語にね
手紙ってのがあって
かえるくんは一度も手紙を貰ったことない、がまくんに
手紙を出して
かたつむりに配達を頼んだから
届くのに二日かかっちゃったんだけど
二日間 がまくんとかえるくんは
とても幸せな時間を過ごしたってゆう話
君がさ、郵便屋さんになれば
世界中の、ドキドキ、ワクワク、うっとり、の時間が増えるのかな
君にしかできない仕事だね
君じゃなかったら、ノロノロするな!
って
きっと怒られちゃうもんね
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部屋はあの日のままだったわ
鍵もちゃんとかけてあったし
大きくなりすぎたパキラにも栄養剤が相変わらず刺してあった
シチューの材料を買い足しに行ってから
あなたを、グランドピアノの部屋まで連れていく わ
グリーンのカーテンは
ずっと揺れているの
不思議
あなたが買ってきたサーモンの缶詰
勝手に食べちゃったのよ
この部屋にぬめるような緑の水が満ちてから
もうどのくらい経つ?
嫌いじゃないけど
たまに私を困惑させる
爬虫類のようにね
飾ったガラスの瓶の中から
あなたが裸で見つめてる
みどりの瞳、イルカになったつもり?
ギラギラと太陽の照りつく正午
この部屋は冷え切るの
だから早くグランドピアノの部屋にきてね
時計は外してあるから
白い壁をつたう 緑の水
もう気にするのはよしましょうね
詩人:剛田奇作 | [投票][編集] |
気持ちが凹むとき
部屋の豆球をレッドにかえると
少し興奮します
営業トークに疲れたら、20円の粉末ジュースに
愚痴を溶かして
色が変わったら すぐ飲み干すのです
痙攣が癖になる瞼には スライスした塩トマトを
露結が気になるのは
あなたが雨に憑かれているから
多肉植物に
爪を立ててはいけません
傷ついてしまいます
売り物にならなくなったら終焉りなのです
神の家出とそのチラシを疑うのなら
片面印刷はお任せあれ
灰になるまでに 棺桶いっぱいに針を刺すのは
効果的ではありません
ブラックペッパーを早めに入れ
蜘蛛のご飯は冷ますのが肝心
絶叫マシーンは
合言葉のバケツから
週末まで
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何が恐いかというと
今もずっと蜘蛛が恐い
ソーセージおじさんが昔は怖かった
今はもう怖くない
なぜか蜘蛛と死体は似ている
そしてソーセージおじさんと無言は似ている
蜘蛛は
偶数に似ている
蜘蛛は 折檻に耐える私に似ている
蜘蛛はアボガドに似ている
蜘蛛は愛想がいい
私みたいた
そのくせ
弱い
蜘蛛は詩に似てる
蜘蛛は論理とは別物だ
蜘蛛は
はさっと
私に被さる
私はバラ色になって
死ねるだろう
蜘蛛は絵本を読んでくれない時の
ママに似ている
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黒で
直線を引いてみた
面白かった
しかし、何百本と 黒い直線を引いていると
どうしようもなく飽きてきた
ある時、 赤と 青と 黄色が使えるようになると
すごく楽しくなった
しかし、赤 青 黄にも飽きてくると
直線を、
ジグザグや渦巻きにしてみた
すごく楽しい
それにも飽きると
白色で 同じことをした
こいつは中々斬新で面白い
やがてそれにも飽きると
黒の直線が、やっぱり1番カッコイイような気がして来た
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