詩人:剛田奇作 | [投票][編集] |
懐かしく、夢に登場
苔むした歩道橋の下
小学一年生
キラメク長澤不動産
キャラメルまだ貰えるかなぁ?
六年生、
夏の台風がきたら海賊ごっこを始めよう、
おい、海賊に名札は要らないよな?
冬がカードを配り出したら
中学生、みんな手を繋いで
ビルの裏側に回ろう
湿っぽく汚い路地裏で、カップヌードルをすする練習をしよう
ロイヤルストリートチルドレン
高校生、月を爆破させる威力の迎撃ミサイルをチョコレートで試作
ラズベリークッキーで戦車を造って軍事大国アメリカに乗り込もう
大学、生まれ変わった命を命綱なしに真逆から遡ろう
水を飲む時はコップの裏に注ごう
アダルト師範に教わったこともう一度逆さまにして
トイレットペーパーの芯から剥ぎ取ってしまおう
ようこそ
裸にされたのは
Mr.潜在意識
スペースシャトルの操縦はマッコウクジラのアンナに、
通訳は言語学者のチョムスキー
BGMは、サイモン&ガーファンクル
「明日に掛ける橋」だったって事
既に、
ご存知だったとは
流石であります