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野良猫の部屋


[11] 冬の駅
詩人:野良猫 [投票][編集]

いつもの駅の
いつもの場所で

戸惑いながらも彼を待つ

決まって彼が

『ごめんな』

の、一言

その一言と
あなたの冷たい手が愛しくて
涙が溢れ出す

別れ際の彼は
遠くの誰かを想いながら
私にそっとキスをした

気づいた時には
春がそこまで近づいていた

2004/02/23 (Mon)

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