冷たい空の下活気溢れる商店街を 肩を並べてゆっくり歩く黒いコートにオレンジのマフラーが目立つキミ行き交う人とすれ違う度冬の寒さを忘れそうになるキミの家まであと少し繋いだ手は冷えきって あの暖かさを懐かしむこのまま時が過ぎればいいとキミも思ってくれているのだろうかキミはそっとオレンジ色のマフラーを 私の肩に巻いた後また手を繋ぎ 歩き出す暖かい あの家に着くまで
[前頁] [野良猫の部屋] [次頁]