詩人:黒夢 | [投票][編集] |
根を張り
懸命にこの乾いた地で生きる姿を。
空へと向かい
我々が手を伸ばすように伸びてゆく強さを。
雨に打たれ
倒れる事の無い野生の心を。
生きる事への執着。
全てが、醜くも美しい。
魂の叫びが、聞こえた。
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さよならを、告げた人がいた。
振り向かない背中に、密かにだけど。
さよならを、告げた人がいた。
消えない思い出に、新しい何かで上書きするように。
さよならを、告げてくれない人がいる。
憎いほど優しくて、結局そのままで今も。
腐れ縁の、友人がいる。
さよならを告げたあの人を知っている、嫌いな奴。
奴から聞いた、歌がある。
苦しいほどに、心を締め付ける詞。
気にすることなかった想いが、今更溢れる。
この涙をあの人に拭ってもらえたらと、夢見た。
さよならを、告げた人がいた。
届け届けと、強く願いながら。
さよならを、告げた人がいた。
優しすぎる思い出が、早く消えるように。
さよならを、告げてくれない人がいる。
しつこい私を鬱陶しいと思って、姿を見せて。
さよならを、告げられない人がいる。
こうして今も、詩にするくらいに。
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考え出せば終わりは見えない。
数えだせばキリが無い。
この想いを恋だと認めながら
こんな女々しい感情は知らないと言う。
君を嫌いだと言う度に
何よりも正直なこの心が
全く正反対の事を言っている。
これだから嫌なんだ。
心も、嘘がつけたらいいのに。
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急に、生きるのが怖くなる。
突然、泣きたくなる。
いつもいつも、自己嫌悪に陥ってる。
自分的には、上手くやっているつもり。
周りから見れば、ただの空回り。
人の悪意を受け流せるほど、大人じゃない。
急に、歌いたくなる。
突然、叫びたくなる。
夢も何も無い人生、どうしたもんか。
楽しいって何。
面白いって何。
箱庭の様なあの部屋が、妙に息苦しい。
何て白々しい言葉。
何て嘘くさい笑顔。
隠しているつもりで、全然隠せていない。
誰でもいいから、言ってほしい。
「疲れたから、この命、休ませてもいいですか?」
甘ったれるな、とでも。
好きにしろ、とでも。
いいよ、とでも。
「時間をください。
命を休ませる時間を。」
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言葉にすれば同じ言葉だったよ。
それでも
同じ想いは抱かなかった。
『話していると嬉しい。
新たに知ることが沢山ある。
笑っていられる存在。』
「話していると心地いい。
どうでもいい些細な事でさえも楽しくて。
胸が締め付けられるような存在。」
この感情を言葉にすれば
恋と呼ぶのかもしれない。
それでも、恋だといえば同じでも
抱いた想いや、心に灯る温もりは
2つとも違うもののような気がする。
芽生えた新たな想いを大切にしたいと思った。
でも
ずっと長い間守り続けた想いも忘れられない。
「忘れられない、恋なのです。
消えない想いなのです。
それが例え叶わなくとも。」
『あれから初めての、恋なんです。
心が休まるような想いなんです。
それが少しの恐怖をもたらしても。』
人から見れば
きっと同じ想いを抱いてることになるでしょう。
それでも
僕からすれば、全く違う想い。
想いのカタチは異なるもの。
好きの言葉は同じかもしれない。
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まるでこの想いは星の様だ。
人の目に届くまで
気の遠くなるような年月を待ち続ける。
この想いも
僕の決意が固まるまで待ち続けていただろう。
寿命を迎えた星は
最期に一番の輝きを遺して死んでいく。
この想いも
輝かせてあげたかった。
諦めの悪い僕の所為で
最期の輝きを遺せずに
今も僕の中で曖昧に光っている。
流れ星の様になれたらよかったのに。
永い永い輝きなんて要らないから
一瞬で消えてしまって。
流れ星の様になれたらよかったのに。
一瞬で消えてしまうから
淡い期待を抱くこともない。
まるでこの想いは星の様だ。
輝く事を願いながら
終焉を願っている。
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自分がカッコいい女とは思わない。
それでも
こんなにも未練たらしいとは思わなかった。
今、とても愛しい人がいます。
あの時と同じ、一方的な想いです。
その人を想うと同時に
怖いと心が叫びます。
忘れるのかと僕を責めます。
どうしても思い出します。
『何で、諦めないといけない?』
心の奥の本音が
冷めた目で今の僕を見つめます。
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形に残るものがいい。
欲張りだと思われても
形に残る方が後で思い出せるから。
そんなことを言っていても
もう君のことは忘れられないだろうけど。
こんなにも幸せをくれる君の事は。