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黒夢の部屋  〜 投稿順表示 〜


[145] 地を見て歩く
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根を張り

懸命にこの乾いた地で生きる姿を。



空へと向かい

我々が手を伸ばすように伸びてゆく強さを。



雨に打たれ

倒れる事の無い野生の心を。



生きる事への執着。

全てが、醜くも美しい。



魂の叫びが、聞こえた。


2005/11/05 (Sat)

[146] 歌で泣いた日
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さよならを、告げた人がいた。
振り向かない背中に、密かにだけど。


さよならを、告げた人がいた。
消えない思い出に、新しい何かで上書きするように。


さよならを、告げてくれない人がいる。
憎いほど優しくて、結局そのままで今も。


腐れ縁の、友人がいる。
さよならを告げたあの人を知っている、嫌いな奴。


奴から聞いた、歌がある。
苦しいほどに、心を締め付ける詞。


気にすることなかった想いが、今更溢れる。
この涙をあの人に拭ってもらえたらと、夢見た。


さよならを、告げた人がいた。
届け届けと、強く願いながら。


さよならを、告げた人がいた。
優しすぎる思い出が、早く消えるように。


さよならを、告げてくれない人がいる。
しつこい私を鬱陶しいと思って、姿を見せて。


さよならを、告げられない人がいる。
こうして今も、詩にするくらいに。

2005/11/06 (Sun)

[147] 嘘と心と本音
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考え出せば終わりは見えない。

数えだせばキリが無い。




この想いを恋だと認めながら

こんな女々しい感情は知らないと言う。




君を嫌いだと言う度に

何よりも正直なこの心が

全く正反対の事を言っている。



これだから嫌なんだ。

心も、嘘がつけたらいいのに。

2005/11/15 (Tue)

[148] 暗中模索
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急に、生きるのが怖くなる。

突然、泣きたくなる。

いつもいつも、自己嫌悪に陥ってる。



自分的には、上手くやっているつもり。

周りから見れば、ただの空回り。

人の悪意を受け流せるほど、大人じゃない。



急に、歌いたくなる。

突然、叫びたくなる。

夢も何も無い人生、どうしたもんか。



楽しいって何。

面白いって何。

箱庭の様なあの部屋が、妙に息苦しい。



何て白々しい言葉。

何て嘘くさい笑顔。

隠しているつもりで、全然隠せていない。



誰でもいいから、言ってほしい。


「疲れたから、この命、休ませてもいいですか?」



甘ったれるな、とでも。

好きにしろ、とでも。

いいよ、とでも。



「時間をください。

 命を休ませる時間を。」

2005/11/16 (Wed)

[149] 異なるけれど同じもの
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言葉にすれば同じ言葉だったよ。
それでも
同じ想いは抱かなかった。



『話していると嬉しい。
新たに知ることが沢山ある。
笑っていられる存在。』


「話していると心地いい。
どうでもいい些細な事でさえも楽しくて。
胸が締め付けられるような存在。」




この感情を言葉にすれば
恋と呼ぶのかもしれない。

それでも、恋だといえば同じでも
抱いた想いや、心に灯る温もりは
2つとも違うもののような気がする。



芽生えた新たな想いを大切にしたいと思った。
でも
ずっと長い間守り続けた想いも忘れられない。



「忘れられない、恋なのです。
消えない想いなのです。
それが例え叶わなくとも。」


『あれから初めての、恋なんです。
心が休まるような想いなんです。
それが少しの恐怖をもたらしても。』



人から見れば
きっと同じ想いを抱いてることになるでしょう。

それでも
僕からすれば、全く違う想い。



想いのカタチは異なるもの。
好きの言葉は同じかもしれない。

2005/11/26 (Sat)

[150] 恨みがましくても
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恋心を自覚させたのは君。


君は知らないだろうけれど

僕に恋を教えたのは君。



ならせめて

覚えはなくとも

忘れ方を教えてほしかったよ。


2005/12/15 (Thu)

[151] 星と流れ星と
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まるでこの想いは星の様だ。


人の目に届くまで
気の遠くなるような年月を待ち続ける。

この想いも
僕の決意が固まるまで待ち続けていただろう。



寿命を迎えた星は
最期に一番の輝きを遺して死んでいく。

この想いも
輝かせてあげたかった。

諦めの悪い僕の所為で
最期の輝きを遺せずに
今も僕の中で曖昧に光っている。



流れ星の様になれたらよかったのに。

永い永い輝きなんて要らないから
一瞬で消えてしまって。


流れ星の様になれたらよかったのに。

一瞬で消えてしまうから
淡い期待を抱くこともない。



まるでこの想いは星の様だ。

輝く事を願いながら
終焉を願っている。

2005/12/27 (Tue)

[152] 今の本音
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自分がカッコいい女とは思わない。
それでも
こんなにも未練たらしいとは思わなかった。


今、とても愛しい人がいます。
あの時と同じ、一方的な想いです。


その人を想うと同時に
怖いと心が叫びます。
忘れるのかと僕を責めます。
どうしても思い出します。



『何で、諦めないといけない?』

心の奥の本音が
冷めた目で今の僕を見つめます。

2006/01/16 (Mon)

[153] 2回の『大丈夫』
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『大丈夫、大丈夫』


無意識に2度繰り返している。


きっと


1度目は君に。


2度目の『大丈夫』は己の心に向けて。

2006/01/22 (Sun)

[154] 愛しキミへ
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形に残るものがいい。


欲張りだと思われても
形に残る方が後で思い出せるから。


そんなことを言っていても
もう君のことは忘れられないだろうけど。


こんなにも幸せをくれる君の事は。

2006/01/28 (Sat)
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