詩人:黒夢 | [投票][編集] |
怖いだけの夢でも
悲しいだけの夢でも
その出口に君がいると思えば
全て笑い話に出来るだろう。
もし夢の中で迷いそうになったら
僕に光を導いて。
笑って待っていて。
そして一緒に、日常に戻ろう。
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もやもやと、じわじわと。
ゆっくりゆっくり、心に浸透していく。
この感情の名を、誰か教えて。
悔しい。羨ましい。
写真の中で君と共に笑う
名前も性格も、声も知らない人々。
羨ましい。寂しい。
僕の知らないところまで君を知る
今も仲の良いあの子。
不安になって会ってみても
余計に不安になってしまった。
あの子となら会話が弾む?
こんな沈黙、ないんだろう?
気付かないで。
こんな醜い想いは要らない。
お願いだから気付いて。
こんな不安取り除いて。
寂しくて、悔しくて、羨ましくて。
どうか、どうか。
君の言葉でこの想いを砕いて。
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その一瞬で歓喜に震える。
互いの視線が交わる瞬間に心が奪われる。
その一瞬を繰り返す事が
いつしか病み付きになっていく。
満足に話ができなくても
声が聞けなくても
君を見ているのは僕だけじゃないと。
想っているのは僕だけじゃないと。
心が満たされる。
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元気ですか?
人伝にしか
君の話を聞けない自分が嫌になるよ。
君に直接
話を出来ない自分がもどかしいよ。
聞いて欲しいことがたくさんある。
聞きたいことも山ほどある。
簡単に会話する術はいくらでもあるのに
拒絶されるのが怖くて怖くて。
頼りなくてごめんね。
お節介でゴメンね。
それでも、どうか
君の事を一番に思っている人が
此処にいることを忘れないで。
今度会ったら
僕の愚痴を聞くついでに
君の本音を一つください。
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それは恋である前に
憧れでした。
近づくことさえも躊躇う位に。
それは愛である前に
一つの友情でした。
愛しさなんて分からなくて。
それは君である故に
恋となりました。
それは報われぬ故
どうしようもないままに冷え固まりました。
君が最後の愛しい人。
『次』など要らないと思う程に。
それは『次』であったが故に
結ばれない2人になりました。
それは終わりを迎えていた故に
もう始まりを刻むことはありませんでした。
違和感の理由を知っていた。
傷つけたことも大したことと思えずに。
本気を知ったのは君だけ。
偽りで誤魔化しても、何も見えなかった。
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迎えた終焉に私の涙を奉げましょう。
あなたは涙を嫌うから。
あなたは終わりを嫌うから。
私は何も言わずに泣きましょう。
認めなくても何も変わらないと。
現実は残酷だと。
どうか意地にならずに私の涙で悟ってください。
初めて知る終焉を私の涙で飾りましょう。
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ゾッとする程に冷ややかな水は
背を向けた君の冷たさに似て。
そして徐々に流れ出すぬるま湯は
想いを癒すように流れ続ける日々に似て。
その度に感じる居心地の悪さは
君を思い出す僕の心と似すぎて。
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確かめることもなく、ドアは開いた。
振り返る暇さえも与えてくれない、現実。
未だ自分の姿さえも見えてない癖して
人を見下すことを覚えてしまった。
誇れるものも無いくせに
虚勢だけで胸を張ることをしてしまった。
心を上手く整理できる器も無いくせに
人の悪意を知ってしまった。
後悔する暇も無い。
次の瞬間は残像も残さず過去へと変わっていく。
人を嘲笑って
曲がったプライドを持って
そして
向ける悪意と同等のそれを受けて。
逃げられない、背負うしかない。
生きて、生かされて、逝く。
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夢の中の君は優しかったね。
落としたものを一緒に拾ってくれて
くだらない話にも相槌を打ってくれた。
泣けば欲しい言葉をくれて
笑えば共に笑ってくれた。
夢だったけれど
夢だったから期待してたよ。
でも
その手が僕に触れることは無かったね。
言葉無き応え。
言葉無き拒絶。
そう、それら全てが僕への答え。
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その背を、後姿を見るのが嫌いだった。
おいて行かれそうで
その姿を見失いそうで。
隣を歩くのだって怖かった。
道が別れるのはいつ?
君は僕を置いていくのでしょう?
背を向けないで。
おいて行かないで。
まだ一緒にいて。
その時がくればちゃんと見送るから。
引き止めたりしないから。
どうか、まだ一緒にいて。
手を繋がせて。
その手を引っ張らせて。
背中を見るのはまだ先のことでいいから
今だけは君の前に立っていたい。