詩人:黒夢 | [投票][編集] |
素直になれない自分がいて。
自分を守る為に人と壁を作る自分がいて。
昔のことをいつまでも忘れられない自分がいて。
くだらないことにいつまでも翻弄される自分がいて。
そんな自分が大嫌いな私がいて。
いっそのこと私という存在が消えてしまったら。
何度も何度もそう思うけれど
やっぱり生きることだけはやめられない。
私という存在を消すことはできない。
詩人:黒夢 | [投票][編集] |
君を忘れない。
今 僕にできるのはそれだけ。
君という存在がこの世から消えて
初めて迎えた朝はひどく色のない世界だった。
拭い切れない喪失感は 君がいた証。
君がずっと僕と一緒にいた証。
同時に
君がいない現実を 僕に突きつけてくる。
悲しくてかなしくて 涙も流れない日が続いたよ。
君との約束は守れそうにないと思った。
今 君に笑顔を向けるなんて不可能だから。
それでもしばらくたって ようやく涙が流れたよ。
いなくなった君にはもう 何もできないけれど
いつか その分を他の誰かにあげることが
できる気がする。
それでも それは君を忘れることではないから。
でも今はまだ 君が忘れられなくて
遠い遠いこの地から 君のことを想う。
君の優しい眼差しが 僕の事を包んでいる気がするのは
ただの己惚れ?
君を忘れない。
それは いつか君の他に僕に大切な人ができても。
それが君への 僕から精一杯の
最後のプレゼント。
プレゼントって 形だけじゃないだろ?
詩人:黒夢 | [投票][編集] |
どうか震える手を離さないで。
怖くて仕方ない。不安で仕方ない。
遠ざかる足音を引き止めようとせずに
涙を流しながら靴音を聞いている自分がいた。
側にいてほしいと言えず。
隣にいていいかと聞くこともできず。
何も言わない貴方の背中を ただ見送っていた。
ただ一言でいい。
私を安心させて。
不安で どうしても疑ってしまいたくなる夜だってある。
私達の指には互いを繋ぐ赤い糸も
誓いの指輪もないけれど
それでも信じている。
私達の絆を この想いを。
どうか手を離さないで。
私も握り返すから。
詩人:黒夢 | [投票][編集] |
どうして素直になれないんだろう
顔を見たいのに
君の顔を見て 話をしたいのに
滅多に言えない心の中を 今なら伝えられる気がするのに
その時手にとったのは
小さな鉄の塊
君からの着信が殆どの 携帯電話
君の声は聞こえるけれど 君の心は聞こえない
こんな塊に 試されたくないんだ
僕等の日々を この絆を
だから今は こんなもの見ないでおこう
期待してしまうから
素直になれるそれまでの間 もう少しだけ待ってて
君のお気に入りのケーキを買って
走って行くから。
君の笑顔まで あと何分?
詩人:黒夢 | [投票][編集] |
想うのは自由。
貴方が何も言ってくれないのなら
私はいつまでも図々しく貴方を想い続けるでしょう。
貴方がくれた返事に私は満足していませんから。
はっきり言ってくれないと分からない性格ですから。
貴方が私に面と向かって嫌いだと言ってくれたなら
私は笑顔で答えるでしょう。
やっと答えてくれたと心の中で泣きながら。
貴方の前では決して泣いてやりません。
これは私の意地です。
貴方が私に答えてくれるまで
私はいつまでもいつまでも
今までのように これからも
貴方を想い続けるでしょう。