君なら、届くのかもしれないね。あの空へ。誰も見たことない地へ。小さな頃夢見た虹のふもとでさえも。全てに手が届きそうな君がいるのに僕はすぐ隣に座る君にも手が、伸ばせない。君だけなら、届くのかもしれないね。邪魔になったらいつでも切り捨てて。いつまでも一緒、なんてことは言わないから。君だけは、願う未来へといつでも手を伸ばしていて。
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