夢の中の君は優しかったね。落としたものを一緒に拾ってくれてくだらない話にも相槌を打ってくれた。泣けば欲しい言葉をくれて笑えば共に笑ってくれた。夢だったけれど夢だったから期待してたよ。でもその手が僕に触れることは無かったね。言葉無き応え。言葉無き拒絶。そう、それら全てが僕への答え。
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