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君の名前を呼ぶたびに
僕の心が揺れている
まばたきして目を開けた時に
君がそこにいないようで
いつも優しい君が
何よりも怖いんだ
君の笑顔を見るたびに
僕の胸が苦しくなる
側に君がいると
その瞬間は夢のようだけど
それ以上求めちゃいけないって
感じるんだ
ねえ 明日の君の居場所を
教えてほしい
僕がとなりの一コマに
なれるように
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ひとごみのロビー
半年ぶりにキミにあう
外は 雨
激しい 雨
雷の 音
微かに気付いていた気持ちが
いつの間にかこんなに
強くなってること
キミを横目に見ながら
思い知らされてた
いつか キミに
届いても
届かなくても
あの時解った自分
偽ることなど できない
いつまでも
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僕の腕の中で
君が言った
「アツイ」って
それはあの部屋の事??
それとも僕の事??
今さらだけど
君に教えてあげる
あの時一番熱かったのは
君だった
君の心 君の躰 君の全て
周囲の世界を
燃やしていたんだ
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昨日出会った人は
僕と違う事を叫んでいた
僕とどちらかが悪者
あれはそんな場面で
僕は自分の主張をしながら
こんな世界を呪っていた
自分の名誉とかお金とか
争う理由が馬鹿らしく思えたんだ
きっと誰もが争いたくはないって
そう信じるのも出来過ぎた話だし
この世界のどこかで
今も人が殺されている
自分と違うものを受け入れたら
争う力を他に活かせたなら
僕たちは本当に新しい何かを
手に入れられるはずなのに
声にならない願いが
遠い空へと消えていった
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"明日から夏休み"
今日はそんな日
うかれてたら仕事にならないから
気は抜けないけど
つい数年前は休みには何して遊ぶか
ずっと楽しみにしてたのに
今のオレはただのんびりしたいだけ
特に行きたいとこもないし
したいこともそんなにないんだ
そんな自分がちょっとイヤで
弁当食べながら溜め息が出た
みんな一年ごとに
何か 失って行くんだね
無限に思えた世界も
どんどん小さくせばまっていって
そんな世界に大切なものを
見つけなくちゃいけない
ああ そうだ
夏休みのあいだは
オレが夕食を作ろう
うまくできるかは
わからないけど
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思えば
ずいぶん遠くに来ました
まだ見ぬ何かを探しに
歩き慣れた道を外れた日から
ずっと 手探りでした
すぐ隣りにいたはずの人
手を伸ばせば届いた人…
今もあの場所を
覚えていますか??
きっともう 戻れない
振り向いても もう見えない
いつか 高い場所に
雲より上に辿り着けたなら…
世界が開ける時
力の限りあなたの名前を叫ぼう
あなたに届くように…
あなたに届くように…
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愛せるって素晴らしいことだよ
愛した人にそっぽ向かれても
それには変わりないから
忘れないで あのときめきを
君の瞳の輝き 弾む声
あの日の君は素敵だったから
湖のほとり 祈るよ
〜君に微笑みがありますように〜
冷たい人に ホレちゃったかい
冷やかされて 珍しく怒っても
それさえも美しいから
思い出して 今までの日々
君のいる所には 笑顔がいっぱい
きっとみんな大好きだから
湖のほとり 祈るよ
〜君に幸せがありますように〜
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君に言っときます
君が好きです
君はいつも元気をくれる
聞きたい言葉よりも
ちょっとだけ素敵な言葉が
いつも君からは返ってくる
君のとなりにいると
見透かされてるようで
なのに居心地がいい
君みたいな人に
生まれて初めて出会った
君はいつも隣りにいていいよと
言ってくれた
君に言っときます
君が思っている様な
人じゃない
いつも君の手を握れる訳じゃない
いつも君の涙を拭える訳じゃない
いま君がしてほしいことが
読める訳じゃない
ただ君といると居心地いいだけ
ただそれだけ
でも今は君が好きです
それだけは間違いない
言いたいことはこれだけ
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うだるような空気を避けて
後ろ手でドアを閉じる
お前は猫を見ていた
前に立つ私に見向きもせず
猫はテレビに跳び乗り
壁を引っ掻き
カレンダーを破った
部屋の空気はひんやりとしている
お前は猫を見ていた
鏡の様に何も言わず
猫はテーブルに跳び乗り
グラスを倒し
皿を割った
窓の日射しにお前の影が伸びる
お前は猫を見ていた
氷の様に身動きもせず
私は猫を叱った
猫は一声叫び
私の手を引っ掻いた
猫はすぐに私から離れた
お前は微かに笑みを浮かべた
私の方を見向きもせずに
(2002.5/30)