詩人:もとり | [投票][編集] |
この窓から飛び出したら
きっと私は自由になれるのでしょう
今までの生活を
全て捨てることになっても
今のこの状態は
私には耐えられそうもない
ならば何もかも捨てて
終わりにしようか
許される事ならば
何もかも無かった事にしたいと願う
さぁこの窓から
飛び出してしまおう
新しい世界では
今度こそ幸せになりたいと
祈りながら
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今の世の中便利な物で
寂しい時に携帯のボタン一つで
簡単に見知らぬ誰かと繋がれる
いつものように軽い挨拶と
当たり障りのない会話を交わし
今日も一日が過ぎていく
気を使うばかりの
友人なんて要りません
振り回してばかりの
恋人なんて煩わしいだけ
それでも面倒くさくなれば
代わりの人は幾らでも居るし
切れば良いだけ
切れば良いだけ
何処か刺激的で
何処か退屈な毎日の中から生まれた
希薄な友人達は きっとこれからも
増減されていくのだろうか
孤独感を見てみぬふりをしながら
今日も一日が過ぎていく
今此処では繋がって居るんだと
不確かで不安定な気持ちを
心の拠り所にして
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自分の限界とは
自ら制限を掛ける事によって
初めて限界が生まれる
少しずつ
一歩ずつ
それだって進む事に
意味がある
リミッターを外せ
迷いなんて取っ払って
不安なんかは足元へ捨てて
恐れなんて抱く必要などない
理想を現実に変える力は
何時でもこの手の中にある
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貴方と過ごしていても
結局私を置いて帰ってしまう
貴方の声や
貴方の温もりとか
ついさっきまで此処にあったはずなのに
寂しさとか
つらさとか
心に残したまま
もう何処かへ連れ去ってしまった
あぁ
こんな憂鬱になるくらいなら
いっそやめてしまおうか
先なんかどうせないと分かって居るし
理解もしてるはずなのに
まだ足掻こうとするのは
私の弱さ故なのか
あぁ 本当に
こんなに泣いてしまうくらいなら
いっそ諦めてしまおうか
今日だけは傍に居て欲しくて
でも素直に言えなくて
涙で訴えてしまう私は
とても卑怯で
とても狡い
あぁ
こんなに落ち込むくらいなら
もうなにもかも
手放してしまおうか
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抱きしめたはずの貴方の姿が
目の前で消えてしまったと気付いたのは
泣きながら夢から覚めた時でした
嗚咽を漏らすのを止められず
声を殺して耐えたところで
小さな部屋に響き渡っていくばかり
もう優しいあの笑顔には会えない
少し高めの甘い声で囁いてくれる事はない
あの力強い腕で抱き締めてもらえない
もう 貴方に会うことは叶わない
此さえも夢だったら良かったのに
皮肉にも私の身体を蝕む胸の痛みが
私に強く 現実だと主張している
まだ 立ち直れそうもない
上手く歩ける自信すらない
記憶の中の貴方を
擦り切れる程思い出し
心に焼きつけながらまた眠るの
これが貴方に会える
唯一の手段だと知って居るから
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ねえ
もう今日はずっと
一緒に居てくれるんでしょう
少女の問い掛けに
愛しい彼は知らぬ振り
もう一度声を掛けたところで
きっと彼には届かない
最近
言葉を交わす事も少なくなった
最近
私の瞳を見ることも少なくなった
日ごと追う毎に
私の不安は増えていく
ううん
今は多分忙しいだけ
きっとそのうちに
優しい貴方に戻ってくれる
私だけを愛してくれた
愛しい貴方に
夢見がちな少女は
幻想に溺れて壊れてく
理想を掴めず沈んでく
彼の心はもう
此処にないのだと知りながらも
醒める事のない夢を見る
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もっとメールが欲しいとか
貴方の声が聞きたいだとか
理想言っていても
キリがないし
現実こそ受け入れなくちゃいけない
でもどうしても会いたい日もある
だけどどうしても会えない日もある
会えない日こそ
会いたくてたまらなかったりもする
願わくば貴方も
離れていても
同じ気持ちで居ますように
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暇な時間があれば
すぐに思い出すのは貴方の事
友達と遊んで
気を紛らわそうとしたり
好きな事をして
打ち込んだりしてるのに
貴方の存在って
結構強いんだね
貴方の事情もわかっているけど
他の人じゃ駄目なんだ
貴方じゃなきゃ駄目なんだ
頭では理解してるつもりで
心がこんなにも求めてる
このちぐはぐ感が
たまらなく辛い
想像していなかったよ
会いたい時に会えない事が
こんなにも辛いだなんて
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酷く痛み出した傷を
誰にも見せたくなくて
人を遠ざけていた
醜い私は
見せたくないし
見たくもないと思うから
貴方すら
軽蔑すると思ってた
でも酷く傷付いた私を
優しく抱きしめてくれた貴方を
とても愛しく思ったの
まるで壊れ物を大切に扱う様に
そっと でも力強く抱きしめられた感触は
今も私の身体に残っている