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もとりの部屋  〜 新着順表示 〜


[81] 恋愛ごっこ。
詩人:もとり [投票][編集]




貴方は巧みに誘い出し

私は惚けた振りで幾度かかわしていく


だって溺れたらお仕舞いでしょ

貴方のその二枚舌は

私には透けて見えるのだから



でも 今はまだ言わない

上辺だけの愛を取り繕う貴方に

少しずつ興味が出てきてしまった


この駆け引きを楽しみたいから

騙された振りを続けましょう



興味がない装いで

ここぞと言う時に上目遣い

弾む話の合間に

さり気なくボディタッチを



お互いに楽しみましょう

どちらかが溺れたら負けの

刺激的で不毛な恋愛ゲームを



2014/06/17 (Tue)

[80] 二枚舌。
詩人:もとり [投票][編集]



愛してるよ としたり顔で

お前だけだよ と嘘を付く


愛って何かなんて

見えなければ何も分からない

だから愛されてないなんて

解るわけないんだよね



泣かれるのは鬱陶しい

面倒くさいのは嫌いです


上辺だけの恋愛を楽しみ

作り上げるは形だけの恋人ごっこ


優しい言葉をかけ

微笑み返せば

簡単に女は堕ちていく



コンビニで買えるような

お手軽な赤い糸で

知らない誰かと繋がっていく


薄くて軽い

名ばかりの愛をぶら下げて



2014/06/17 (Tue)

[79] 思い出話。
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貴方がすぐ傍で

見守ってくれて居て

優しい瞳で見つめて居た


それは遠い遠い昔話



前を歩く貴方

少し遅れて歩く私


ねぇ もう少し待って なんて

少しの気恥ずかしさに背中を押され

宙に浮いた右手をそっと下に落とす


人波に飲まれて

ふと立ち竦めば


気付いてくれるかな なんて

そんな自分勝手な気持ちが顔を出す



慌てて駆けてくれる貴方が

とっても大好きだった


それはもう今でも

今だからこそ強く実感するの



大丈夫

私 強くなるからね

一人でも 頑張れるからね


ただ貴方の誕生日には

まだ少し貴方の事を思い出させてね




2014/06/17 (Tue)

[78] 笑い話。
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今こんなに泣き腫らしても

明日になれば過去の話で


悔しくたって

悲しくたって

遣り場のない憤りですら

時間と共に薄れていくんだよね



大丈夫


今は思い切り

吐き出せばいいよ


明日にはきっと

今日より気分も晴れてるはず


いつかきっと笑い話に

変われるはずだから



その時はあんな事もあったねと

思い切り笑い飛ばしてやろう



2014/06/16 (Mon)

[77] 迷い子。
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まるで幼児の様に

覚束ない足取りで

目指す場所もないのに歩き始める


目の前に見えるは

崩れ落ちた景色だけ



一体何を信じて

一体何を頼りに

私は生きていけば良いのかと


縋るように

取り繕うように

宛もなくさ迷い続ける



ほら 御覧なさい


信じてる なんて

呟けばこの有り様だ


傍に居て なんて

囁けばこの惨状さ



貴方の居ないこの世界は

何処を見ても色褪せていて

息苦しさを覚えてしまう


もうとっくに貴方は

絶えてしまったというのに


記憶の中でしか

逢えないというのに



愛してる の言葉は

とっくに宙に溶けていった


さようなら は

未だ言えずに胸の中



SOSを出しながら

私はまだ 此処に居る


貴方の傍に行けたらと

密やかに祈りながら




2014/06/16 (Mon)

[76] 時間不足。
詩人:もとり [投票][編集]




貴方と居る一分一秒が


とても早く

何より大事



楽しい時間は

何時もより早くも感じて

離れる時が名残惜しい



時が止まればいいのにね

貴方の腕の中に収まったままで



2014/06/15 (Sun)

[75] 私の気持ち・アソート
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やっと貴方と居れるのだから

もっといっぱいお話したい

ぎゅっと手を握りたい

じっと目を見つめていたいの
 


むっとしてしまった時も

わっと泣いてしまった時も


ふっと気付いた時に傍にいるような

ほっとする瞬間も大事にしたいの



ずっと二人でいられたら

きっとこれからも一緒かな


そっと願いを込めて手を握るの

2014/06/14 (Sat)

[74] 鳴り止まない鎮魂歌
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空は酷く汚れてしまった

雲はバラバラに千切れてしまった


飛ぶ鳥は撃ち落とされた

悲鳴をあげる余裕もなかった


優しい言葉に騙されて

泣いてたあの子は帰ってこない



あぁ

太陽はとうの昔に

遠くの海へ沈んでしまった


月は静かに

身を潜めて息を殺すの


それでも寝ない子

どこの誰?



優しいあの子はもういない

愛しいあの人ももういない


それでもこの胸の痛みにも

時間と共に慣れてしまったけれど



でもこの罪は消えない

この悲しみも消えることはない



哀しく響く子守歌

よゐこやよゐこ


安らかに眠れと願いながら

そっと月夜に影を落として


2014/06/11 (Wed)

[73] 例え話。
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例えば私がこの花の様に

ただ咲くだけならば

貴方は一瞥をくれるだけで

その場から立ち去ってしまうのでしょう



例えば私があの蝶の様に 

ひらひらと飛んで行けたとしても

貴方は多分

見向きもしないのでしょう



例えば私があの子の様に

笑顔で貴方に近付いたとしても

きっとあの子に見せる様な

優しい顔は見れないのでしょう




例え何であったとしても

貴方の心に居ることは

出来ないものなのでしょうか





2015/06/19 (Fri)

[72] 夢と現実の交差点。
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酷く悲しい夢を見た

  貴方に一目逢えればそれでいいの



それはとても残酷で

  忙しいのは分かっているし



涙を流してしまったけれど

  寂しい なんて言えないけれど



目覚めたら意外と覚えてないもんだ

  ただ貴方に会える日を夢見てるだけ




醒めない夢なんかないんだよ

だから早く会いに来て



2014/06/09 (Mon)
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