詩人:もとり | [投票][編集] |
手を繋いで
言葉を交わして
心に触れて
幸せな事だと思う
でも それでも
もっと もっと
先を求めてしまうの
愛の形は
目に見えないモノだからこそ
実感させて欲しいと願い
形としたいと想うのは
きっと私のエゴで
貴方への押し付けになってしまうのね
繋いだ手から
伝わっていけばいいのにね
私の気持ちも
貴方の気持ちも
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風に抱かれながら
透き通った空の青さを仰ぎ見る
此処に私が存在していて
何処かで貴方も笑っていて
どんなに離れていても
空は何処までも繋がっているから
まだ 私は頑張れる
ガンバレ 私
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貴方に会えて嬉しい
貴方に会えなくて寂しい
貴方と話せて楽しい
‥でも貴方が遠くに感じて寂しい
貴方に逢って
好きになって
もどかしいほど
愛おしさを感じて
会えないときも
考えるのはいつも貴方の事ばかり
どんどん私の頭が
貴方で満たされていく
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貴方にとって
私はいてもいなくても
あまり変わらないんだね
じゃあなんで
側にいるんだろう
貴方はただ側にいるだけ
私はただ側にいたいだけ
すごく寂しく感じるのは
きっと 私だけ
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白く細い糸に
肢体を絡め取られ
もがけばもがくほど
がんじがらめで
世の中は僕に
ちっとも優しくない
きっと 僕を視界に入れないよう
逸らすまわりの視線も
少し棘と含みを持たせた言葉も
癪にさわる君の態度だって
僕が表に出さなければ
無かったことになるのだろうさ
真綿で首を締めるように
じわじわと追い詰めていくように
さて 悪いのは
僕なのか周りなのか
きっと答えなど有りはしなくとも
考えることに 意義がある
行動することに 意味がある
立つ鳥跡を濁さず っていうけれど
もう少し 足掻いてやるさ
必死に爪跡をたてて
周りに足跡を残して
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この白く濁った有害物質を吸い込み
喧騒とした雑踏の中に少しずつ溶かしていく
醒めた瞳で辺りを見回せば
引きつった笑顔を貼り付け
同じような虚ろな瞳で
夢物語を語ってる様に 反吐が出る
軽く舌打ちをし
残りの煙草に手を伸ばせど
中身が空なのに気付き
潰して円を描くように投げ捨てる深夜二時
夢すら持てなくなったのは
いつからだっけ
人を信用しなくなったのは
いつからだっけ
どうでもいいことを
ぐるぐると頭の中で行ったりきたり
どうせいつかは
みんな死んじゃうのにね
語ってる夢や希望といった類も
死んじゃえば 皆同じなのにね
適当な言葉でするりと交わして
雑踏の中へ自分も溶け込んでいく
今日も未来に希望を
持てないまま
すぐそこにある幸せすら
見いだせないまま
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二つ三つ
言葉を交わして
繋がってしまえば
この許されない関係も
貴方の帰る場所も
私の存在意義でさえも
ぐずぐずに溶けてしまうのだろう
愛してる
なんて薄っぺらい言葉よりも
ただ名前を呼んで
今ここに私がいることを
貴方の腕の中で実感させてほしいよ
たとえこの先に
幸せな未来など有りはしなくても
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いつか この恋心も
思い出として 忘れられるだろう
この景色も
優しい笑顔も
暖かな香りも
囁く声も
みんな みんな
忘れられるだろう
何もかも 忘れてしまえばいい
私に残した身体への爪痕や
少し上から包み込んでくれた温もりや
貴方と繋がったままの心ごと
何もかも 忘れてしまえばいい
すべて 時間が
癒やしてくれるから
涙もいつか 乾いていくように
胸に残る痛みも いつかは和らいでいくように
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好きな人は
もう 誰かのモノでした
私に愛を囁き
貴方の腕の中にいる間
私は独り
泣いていました
この想いは
大事なモノを壊してしまうんだね
私の存在は
貴方の居場所を奪ってしまうの
ただ 好きだっただけなのに
好き で終わるはずだったのに
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好きだよ と聞く度に
どこがなの と吐き出した
可愛いね と言われれば
有り得ない と主張した
素直に思えたら と
笑顔を張り付けながら 思ってた
大好きなの と心の中で呟いて
冗談やめてよ と言葉を零す
嘘と本音を織り交ぜて
今日も会話を紡いでく
いつか本音で 話せるように
いつでも素直に 受け止められるように