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もとりの部屋  〜 新着順表示 〜


[151] 曇り、時々雨。
詩人:もとり [投票][編集]




雨の日は嫌い

貴方に会えなくなってしまうから


ただでさえ

会える日も少ないのに

会える時間も足りないのに


雨は私と貴方の間を

遮ってしまうから



‥うん、やっぱり

雨の日は嫌い


早く 早く

晴れますように


貴方に早く

会えますように



2015/01/30 (Fri)

[150] 小さな気遣いの中に潜む愛。
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無機質な人が詰め込まれた

地下鉄の箱の中で

壁と貴方の中に挟まれている

小さな空間だったり


車道側を気にせず歩く私を

さりげなく歩道側に引き寄せて

入れ替えてくれたり



気付くか気付かないかの

さりげない優しさって

愛情が目に見えるようで好き


そこから滲み出てる

大切に思ってくれてるっていう

心が目に見えるようで好き




2015/01/26 (Mon)

[149] アイデンティティの消失。
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何時でも笑顔で

明るく元気に話しかけて

嫌な出来事も何もないかの様に受け流し


悲しみません

落ち込みません

文句も言いません

寂しがりません

会いたがりません


それはすべて

貴方が望んだ事で



それは私である必要があるの?

ワタシ は望まれないのかな



また私はワタシを殺し

貴方に笑顔で話し掛ける


心の中のワタシの叫びに

誰にも気付かれないままに





2015/01/23 (Fri)

[148] ナチュラリズム。
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置いていかれたエゴイズム

我が儘あの子はエゴイスト


まわりの見る目もお構い無しに

孤独な夢を撒き散らす



夢すら見れないリアリズム

無口なあの子はリアリスト


何もかもを諦めて

仕方ないと呟いて



人混み避けるソリチュード

人を信じられない彼女はロンリネス


愛していると泣き叫び

大嫌いだと微笑んで



流れ流されたマジョリティー

肩身の狭いマイノリティー


表と裏の二面性

見方を変えれば同じこと



残酷な真実は

優しい嘘で包み隠して


辛い現実は

楽しい夢で包み込んで


今宵も独り

夢を見る



2015/01/18 (Sun)

[147] 薄っぺらな言葉。
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好きだとか

愛してるとか

どの口がそんな事を

囁いているのか


思ったほどは理解もせずに

わかり会える程 愛し合えず

ただ ただ独りきりを実感するだけ


何を愛しているのか

何が好きなのか

私からも理解出来ずに

不安と不満を織り交ぜながら

今日という日々を乗り切るだけ



其処に何が残るのか

其処に何が生まれるのか


日常を曖昧にぼかしながら

何事もなく生きていく


心に棘を

残したまま


2015/01/17 (Sat)

[146] 片思い。
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私は教室の隅で

遠くへと離れていく貴方を

横目で追いかけて



皆の中心に居る貴方は

教室での存在感の曖昧な私に

きっと気付いていないでしょう


私からは何も話せず

只 貴方を目で追いかけるのが

今の私には精一杯



思い出すのは

いつも貴方の後ろ姿で


いつか貴方の傍で

笑いあえる様に

夢を見るだけ



何も出来ずに

只 望むだけ



2015/01/03 (Sat)

[145] Dear.
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好きだよ

そう呟かれた言葉は

いつも私の上を素通りしていく


言葉と態度は比例せず

貴方の言動は気まぐれで

ただそっと痛みを残すだけ



会いたい時には

会えないもので


ならば離れていても

私を想っていて欲しいと

言葉だけではなく

態度で見せてほしいと


そう望むのは

私のエゴなんでしょうか







2015/01/03 (Sat)

[144] 吐き気。
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誰を愛したとか

どういう風に愛したとか


そんな話を貴方から聞く度に

私は言いようのない

気持ち悪さを覚えてしまう



過去の事

今はお前だけだ


その言葉には何も意味がない

私の心は何も変わらない



沢山の人を愛したから

愛が深いわけじゃない


沢山の愛し方を知っているから

愛が伝わるわけでもない



私もきっと

通過点にされるだけ


この気持ちの悪さは

暫く続きそうだ




2014/12/03 (Wed)

[143] 醜さ。
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貴方の生活スタイルも

知らないのに


貴方が今

何しているかも分からないのに


信じろ など

到底無理な話で



貴方が態度で表してるわけでもないのに

連絡を密に取り合っているわけでもない

私も不安や不満は蓄積されているのに


一体何を根拠に

何を拠り所に

貴方を信じればいいのだろう



私の頭の中は

もう妄想と想像でいっぱいで

このままじゃ押し潰れてしまう



その腕も

その身体も

もう誰かを愛した後かもしれないのに




2014/12/03 (Wed)

[142] 見えない心。
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何が原因か分かってない

分かろうともしていない


形だけ取り繕うから

中身が段々と蝕まれて

ほらね、気付いた時には

壊れてしまった



抱きしめられた筈なのに

爪を立てられたような痛さが襲う


愛してると囁かれた筈なのに

酷く心が冷めていく



貴方の愛は一方通行

私の気持ちも分かろうともしないで

一体何を好きだと言うのだろうか



それは酷く滑稽で

一人芝居を見ているかの様で





2014/12/03 (Wed)
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