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宵待ち話の部屋


[2] 黒い部屋の黒い少女@
詩人:宵待ち話 [投票][編集]

窓を閉めた

私はもう助からない
なぜなら
私がそう信じているからだ

言葉の上でなら
希望もあるし
それで作った未来だって
見えなくはない

そうさ
絶望なんかしちゃいない

私は私のまま死んでゆく

この部屋を真っ黒に塗ったのだって
私の意志だ

そうしたいから、そうした

私は、それだけで動いている

だから

私は窓も閉めるし
ドアも閉めた

私は死ぬ

そうしたい、と思ったからだ

だから私は助からない
はじめから
何一つ、助けを求めなどしていないのだから

なのに

それなのに

部屋にはアイツが居た

私は私のミスを生涯を掛けて後悔する

窓にも

ドアにも

カギを付けるのを忘れてしまった


2009/05/15 (Fri)

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