枕が硬くて寝違えた晩秋距離を読み違えて伸ばした手は掛け違えたボタンの愛しさを射る冬に届いて弾けるささくれた指はマフラーを引っ掻くんだ上手く慣れる予定日は顔に嘘つきと書き殴って放棄したい今、光自動ドアが開くまで待てないボクは何も残らないことを記す夕陽が昇る目覚ましじゃなく寝るためのアラームが唸るごめん、あそばせ枕なしで眠る今日どーか君に似た淋しさを
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