詩人:あいる | [投票][編集] |
目覚ましの代わりか
君の震度1を思わせる心音
遅い朝食が何よりの贅沢なんだ
余熱で鳴り止まぬ拍手をしてる
スキレットの目玉焼き
危うさを含んだ突き抜けた幼さを
懐かしいで終わらせないで
部屋の片隅に凪ぐ綿埃
胸の内を巣くう諦めにさざ波を
こうやって指を回して
そんな仕草も
2人なのに誰だってする目隠しも
全て見えているトンボも
明日も見えてないボクらも
たまには臆病でも許してよ夕焼け
色々知ってしまったけど
遠回りじゃないよ
帰ろう。帰ろうか。
たとえそれが進んでいるとしても
窓辺に着けた三日月の船
胸の内を救う掃き溜めに愛を
ボクの手は小さい
ボクよりも君の手は小さい
手をあわせて
人みたいだって笑った
夜が滲む前に
曖昧な今を追いかけよう