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はるかの部屋


[108] ふたり歩き
詩人:はるか [投票][得票][編集]



人ごみを二人で歩く


きれいに着飾った人や
不思議な雑貨屋さん


信号待ちの車の渋滞とか
すぎていく笑い声


甘ったるい匂いに
少し体をかたむけながら


ちぎれ雲を目で追う





あの人はななめ前
よそ見ばかりの私を
目で確かめる たまに



私はすこし後ろ
寄り道ばかりして
背中を見失う いつも




二人歩きは楽しい
街中のかくれんぼ



紛れて見えなくなったら
探しにきてね












2008/09/14 (Sun)

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