詩人:カィ | [投票][編集] |
月の兎へ向けたラブレター
かかとが痛くなったの
少し歩き過ぎたみたい
いくら歩いても走っても
あなたの元へは行けないのに
そのうち弱音も本音もはけなくなるから
その時はそっと手を繋いで
空も飛べそう
あなたが言った『大丈夫!』
今も、ここにあるわ
失くしたって
見えなくたって
探し出せるはずでしょ?
澄んだ夜空に星は瞬いて
月の兎が笑うのに
涙のカーテンが邪魔して霞む
今日も月が見えない
今日もあなたに会えない
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君がいない
君がいない
探してしまうあたしはバカですか?
でも、だって
一人じゃ生きていけないでしょ?
あなたの居た跡を必死になぞって
これは詩じゃないと
言ってみる
きっと宛名のないラブレター
あなたなら、そう言っても笑ってありがとうとか言うんでしょ
意味のわからない言葉の羅列を解読して
意味のない呪文を唱え続ける
これは詩じゃないの
あなたに向けた最後のラブレター
泣かないよ
今はまだ
ここで終わる訳にいかないから
待ってるよ
いつかまた
どこかで会える日が来るまで
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あなたを、忘れることが出来るなら
もう、今なら月まで飛べそう
抱きしめてくれた温もりが
あの青い月に吸い取られて
さよならの曲が流れだす
止めれなくて
涙溢れて
止まらなくて
思い零れて
言葉を探すけど
見つからない
あなたのキスをあの青い月が
吸い取っていったら
代わりに、さよならの詞をくれた
あたしが探してた言葉
泣き虫なあたしは
唇噛んで
俯いた
サヨナラ
地面に落ちるはずの涙は
あの月が残さず
吸い取ってくれるかな
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あとどれくらい僕が強くなったら
君を守れるのだろう?
寂しさの裏の本音を
君に全部ぶちまけたところで
返ってくるのは、真実の愛とはほど遠いため息
思いどうりになんていかない
それでも、明日はきてしまうから
もうダメだと思った時に
君は何を見るの?
何を見たの?
悲しみの果てに光る太陽
眩しくて、眼を閉じた
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夢の中であなたに会いました
僕の側で舞う一匹の蝶は
紛れも無くあなたでしたょ
僕はちゃんと気付いてました
あなたの起こした風を
あなたの笑顔を
あなたの涙を
夢から覚めても…
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くだらない明日の話をして
静かに目をつむるんだ
朝が来るまでヒツジを数えて
時計の針に耳を澄ます
聞こえない
聞こえない
大切な音
僕の心はあの日のまま
狂った心音を繰り返す
戻れない
戻れない
睡眠時間、3時間で笑いあって涙流したあの頃に
『抱きしめて…』
強く強く抱きしめたあの頃に
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ずっと一緒に居れるんだと思ってた。
笑いあって
泣きあって
抱きあって
声が届かない夜も、
君はいつも心(ここ)に居たのに…
ただなんとなく
ずっと一緒なんだって思ってた。
触れあって
励ましあって
感じあって
夢から醒めない朝も、
君はいつも心(ここ)に居たのに…
ただなんとなく
ずっとずっと
一緒に、
この部屋に居たかった。
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理由とか意味とか価値なんていらない。
都合のいい嘘と一つだけの真実を下さい。
『結婚しないで!
って言えばよかったのかな
そんで
『無理だよ』って言われて
心ぺちゃんこになるまでへこんでしまえば
あなたへの思いも、無くなったのかもしれないのに
わかってる
って諦めてたの
隣にいる横顔
煙草の煙り
インディーズの音楽
信じられなかったょ
その体温
リアル過ぎて
熱すぎて
優し過ぎて
信じたかったょ
その笑顔
屈託なくて
真っすぐで
愛しかった
さよならの言葉今も
必死に探すけど
見つからないんだ
本当は
見つけたくないんだ
嘘も強がりも
全部見抜かれてたけど
本当に本当に
好きだった
この気持ちに応えてはくれないんでしょ
何で結婚しちゃうのよ!
なんて、
ヒステリックおこしちゃうほど、子供にはなれない。
あなたの【今】を壊してしまうほど、強くはないんだ
泣き虫で寂しがりやで
強がりで嘘つきだけど
あなたの前では、笑っていたいから
理由とか意味とか価値なんていらない。
あたしの心動かすのは
あなたの心だけ
都合のいい嘘と一つだけの真実を下さい。
2007/6/6
詩人:カィ | [投票][編集] |
何もかも、灰色で
世界が白と黒だけだった時
僕は、君の中に
『赤』を見つけた
何もかも、赤色で
世界が太陽だけだった時
君は、僕の中の
『青』を知った
何もかも、青色で
世界が光りだけだった時
僕らは、光の中で
『黄』色を見つけた
探してたんだ
ずっと
赤と
青と
黄が
混ざり合って
キレイな
虹色になる場所
探してたんだ
ずっと
紫と
緑と
橙が
混ざり合って
キレイな
黒になるトコ
探してたのに
ずっと
ずっと
ずっと
赤と青と黄色が
手を繋いで
居られる場所
探してるんだ
今も
僕が青で
君が赤で
2人が黄色で
居れる場所
君が
笑ってくれるなら
それでいい、と
空と 太陽と 光の中を
手を繋いで歩いた
.
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他には何もいらないと
全てを捨てる振り
してみるけど
幸せの一片ちらつかせて
全てを奪われ
何も持ってなんかなかったんだ
何も持ってないけど
空っぽのその手で
君を抱きしめてしまいたい。
君を抱きしめてしまいたかった。