詩人:カィ | [投票][編集] |
何が良くて
何が悪いかなんて
あたしには
よくわからないの!
好きだから、好きになって
愛されたいから、愛したのに
必要な言葉が最小限になって
“寂しい”すらごみ箱の中
何が大切で
何が不要かなんて
あたしには
よくわからないの!
手から伝わる温もり、愛しくて
さよならしたくないから、Kissしたのに
必要な言葉が最小限になって
“愛してる”さえ飲み込んでしまった
だって
知ってるから
あなたの心は
あの子が持ってるって
どんなに
近づいても
触れることはできない
どんなに
涙を流しても
あなたに降る雨に
変わったりはしないから
いつか
捨ててしまった“寂しい”を拾い上げて
飲み込んだ“愛してる”を吐き出す日が来たら
タダイマ
って、言ってくれますか?
Title:Middleさん
詩人:カィ | [投票][編集] |
君を感じるために歌うんだ
朝を知るために歌うんだ
夜を越えるために歌うんだ
愛してるとかそんな単純なことじゃなくて
明日、生きるために歌うんだ
君が息をするために歌うんだ
今日笑い合うために歌うんだ
愛してるとかそんな難しいことじゃなくて
一緒に同じ夢を見よう
星降る夜に、さよならを数えて
帰らぬ朝に、コーヒーを
君と二人肩を並べて
そんな歌を歌ってた
一緒に同じ夢を見よう
一緒に同じ歌を歌おう
詩人:カィ | [投票][編集] |
「海に行こうよ!」
君の突然の提案。
空は青いし、気分もいいから
僕はガソリンを満タンにした車にエンジンをかけて
君の元へと急ぐ
買ったばかりの新しいサンダルが
助手席に滑り込んだ
ハナ歌混じりの君と目指すは青い海
トランクに隠してるスイカが揺れる
目を覚ましたばかりの太陽が眩しい
今日も暑くなりそう
花火のような一夏の恋がアクセル全開
加速していく
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突然降り出した雨に
あなたは顔をしかめる
私は笑顔を上着で隠して
手をつないで走った
リンゴ飴と3匹の金魚が揺れてる
こっそり持って来た線香花火に
金魚を置いてけぼりにして火をつける
キレイダネ
雨はあがって代わりに広がった星空
夏の空気が辺りを満たしていった
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モ
ノ あ
ク な
ロ た 回り
に
世 出
界 会 始める
が っ
て
僕
が あ
な 目指すは
真 た
っ を
赤 好
な き 探すのは
太動 に
陽き な
出 っ
す て
昨
日 愛
あ し
の て 海も
夏
の 愛 空も
さ
れ 風も
て
記 抱
憶 き 青も
の し
中 め 緑も
で て
橙も
抱
き
光 し
出 め 眩しくて
す ら
れ
た
そっと
おろしたシャッター
忘
れ
ら
れ
な
い
恋
の
始
ま
り。
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僕はりんごをむく
母は料理を作る
僕の右手は危なっかしくて
母の料理はなかなか進まない
上手くむけない僕
目のはなせない母
茶色くなったりんごに母は
『今度は塩水に入れようね。りんごの時間が止まるから。』
だったら僕ら『海へでも行こうょ!』
本当は知ってたんだ
僕らの時間は止まらないこと
茶色のりんごを見て僕は
少し悲しくなった
りんごは母の手の中で、キレイな兎に変わった。
僕はりんごを食べる
母は兎を作る
母の料理はなかなか進まない。
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雨が降り止まない
そんな午後に
あなたからのMailに
心、揺さぶられていた
どんなに小雨になっても
振り止む気配を見せない空は
灰色の雲ばかりで
あなたの言葉が空で泳いだ
逃げるじゃなく向き合うこと
今のあたしに出来たなら
この灰色の空も
ちょっとは好きになれたかな
瞳を閉じて
雨の流れる音を聞いた
目を閉じて
涙の流れる音を聞いた
灰色の空に
あなたの顔が浮かぶ時
どうしょうもなく
会いたくなった
逃げないで、ちゃんと向き合うから
今、あなたに会えたら
この灰色の空も
きっと好きになる