詩人:カィ | [投票][編集] |
桜の木の下でキミはいつになくはしゃいでいる。
僕はそっと隠れるようにキミの後ろに回る。
キミは僕の名前を呼んでいる。
そっと後ろから抱きしめた、
さっき飲んだ缶コーヒーの匂いがする。
ねっ?帰ろっか?
『お願い、もう少しだけこのままでいて...』
うん、
僕も、もぅ少しこのままでいたぃ。
桜の花なんて、咲いてなくていい。
僕はここで、
君に、
永遠の愛を誓うょ...
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お揃いのリング
500円のリング。
僕は渡すのが恥ずかしかった。
でもキミはそれをきいて
『ぁなた以外の人にもらった指輪モノはたとえいくらしょうとあたしにとって価値がないもの、
それにぁなたがくれたものに値段なんか関係ないんだょ』
って笑いとばした。
キミを好きになってよかった。
僕は心の底からそう思った。
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最近はすごく調子がいい。
この分なら計画は実行出来ると思う。
病室の窓から、入るオレンジの光が眩しい
『ねぇ、2人で、北海道行こっか?』
キミはいつも突然だね。
僕はいつも驚くよ。
でも、前に約束した場所を覚えててくれたんだね。
本当にありがとぅ。
外出許可は、なんとかおりたから、抜け出すなんて無茶はしなくていいみたいだょ。
おかしいね
遠足に行く前の日みたいに、緊張して眠れないんだ。
どうか、あと少し
あと少しだけでいいから
僕に時間を…
時間を下さい。
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リミットのある人生の中で
ちゃんと伝えられるだろうか?
迷いも
後悔もなく
言葉を選びもせず
全部伝えようとすることは難しい。
ひとつでいいから
気づいてほしい。
伝わってほしい。
小さいことでも構わないんだ。
僕に残された人生はあとどのくらいあるのだろう?
伝えない方がいぃかもしれなぃ。
やっぱり、僕は臆病なままだ。
君の青い自転車
今日も、通り過ぎていくょ。
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今は、まだ外に出れなぃ。
この窓からの景色は退屈でしかたないょ。
君がいない道は見てても寂しいだけ。
ほんと、君にはいつも支えてもらってばかりだ。
君の存在の大きさを、
大切さを、いつも、
思い知らされる
でも僕は
君へは何もする事が出来ない
自分のふがいなさに、情けなくなる。
今日はもぅ、眠ろう。
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僕がすごく落ち込んでたあの日、
君はハナ歌♪なんか歌いながら、
いつもの青い自転車で手を振ってたね。
それだけで、
僕は、もう少し頑張ってみようって気になる。
ぅん。
君がいてくれてよかった。
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今のあたしに必要なものは
独
り
ぼ
っ
ち
の
勇
気
誰かに流されることなく
自分の道をただひたすらに歩いてゆくこと
たとえその道が1人ぼっちでも
歩いてゆく勇気が欲しい…
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寂しさを埋めるためだけに、僕ら出会ったんじゃないょね?
僕の話が終わる頃
東の空が産声をあげるんだ
おはよう、で始まる
愛してるの言葉
僕は必死で探してた
見つけたものはなに
亡くしたものはなに?
ほら、あそこに捨ててある
“僕が欲しかった物”
寂しさを埋めるためだけに、僕ら出会ったんじゃない