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柚樹の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 歓楽
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夢程甘いモノは無くて
嘘程心地良いモノは無い

空想に生き
夢想を語り
ただ
この躰に悦びを求めるだけ

偽りを重ねる程それが真実になって
真実が嘘で
嘘が真実

こんな僕を壊そうとする君の腕が
今となっては心地良く
例え遠い地の果てに捨てられようとも
最後まで僕は 君の側に

2004/12/18 (Sat)

[2] 遺書
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さよなら

僕の一番だいじな人

ごめんね

1人残して来てしまって


ごめんね

幸せにしてあげられなくて


本当に、ごめん。



2004/12/18 (Sat)

[3] 忘れ得ぬもの
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空が太陽を忘れぬように
月が星を忘れぬように
私は貴方を忘れ無い。


貴方はあの日
行ってしまった
貴方はあの日
消えてしまった

もう此処には居ない貴方
私を置いて行ってしまった貴方
それでも
今でも愛してるから

私は貴方を忘れ無い

貴方の全てが
忘れ得ぬもの。

2004/11/18 (Thu)

[4] 翼もがれて
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翼もがれて
地に落とされて
それでも生きようと足掻いて
この肉体(からだ)から流れ出す
紅い液体に恍惚として

背(せな)の痛みなど忘れて
濡れた腕(かいな)で
深紅に染まった羽根を抱(いだ)いて
『そのうちまた飛べる』と信じこんで
そのまま
全身が訴える眠気に意識を失って

そのまま
そのまま。

2005/01/22 (Sat)

[5] crying.
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泣いて

泣いて
泣いて
泣いて

泣きながら
貴方の残像を掻き抱くように集めて
この両手に閉じ込めたよ


この胸に

閉じ込めるよ。


いつか貴方のように
笑って見せるけど

今はお願い

Please allow me cry..


2004/11/19 (Fri)

[6] 色恋
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傾城は
殺し文句でやみつかせ
つかせのつもりが
つかせられ

京都六条三筋町
一度入れば出られない
騙し騙され夢と化す


惚れるは地獄
られるも地獄

色が無くては
生きてもゆけぬ


生きてもゆけぬ。


2004/11/19 (Fri)

[7] 愛のカタチ
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見返りを求める愛を
愛と呼ぶのは僕で
見返りなど最初から見ていない愛を
愛と呼ぶのが君

落ちてゆく日射しの中で
君から受け取って来た無償の愛を失って
僕は初めて君に
あふれんばかりの無償の愛を

この気持ちへの見返りなど
もう二度と求めない

だから

ただ其処に生きて居て


2004/11/20 (Sat)

[8] 朧月
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地平線に浮かぶ
橙色の満月が
ゆっくりと
ゆっくりと
滲んでゆく。


すき とか
きらい とかじゃなくて

だいじ だから
あいしてる から

だから
さよなら って
言ったんだよ。


月はもう
地平線に浮かんではいないけど
やっぱりまだ
ゆらゆら
滲んでいた。

2004/11/20 (Sat)

[9] 奇跡
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いつか当たり前に別れがくるから

今を大事に
大事に生きよう


この国に生まれた

この時代(とき)を生きた

そんな全ての偶然はいつか
ひとつの奇跡を生むよ


確かに
一瞬全てを疑った
一瞬運命を信じた

それが

君と出会えた奇跡。


2004/11/20 (Sat)

[10] 確かなもの
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ただ『   』と
名前を呼んで

ただその手で
私に触って

それだけで
君への想いが募るから

それだけが
今ただ確かだと
確かだと言えるもの。


2004/11/20 (Sat)
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