詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
君が見ていた
無機質な白い天井は
今は
曇りない一面の
綺麗な青に包まれて
風をそよそよと
渡っていますか?
苦しみから
逃れて
君はただ安らかに
眠っていますか?
あの朝は雨でした
みんなの涙でした
さよならの言葉
告げるよりも
溢れてくる涙
遠い向こうでは
虹の橋をかけて
優しく笑っている
誰よりもきっと
優しく笑っている
5月の青葉のように
爽やかに
ただ 爽やかに
2018年4月作
By 音無詞 詩
詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
振り返れば
あなたが作る温かい
夕飯を思い出します
白衣姿のあなたは
一番輝いていて
そして凛として
家で見せる顔とは
違うあなたを見ました
きっと分かってたでしょ
隠していても
でもあなたは何も言わず
知らないふりをして
毎日何事もなく
過ごしていたけど
本当は辛かったんでしょ
誰よりも自分の事分かるから
苦しさ見せない
あなたの笑顔
そんなあなたを
尊敬します
最期の 最期の 温かさ
1人胸にそっとしまい
私の一番大事な物
寂しくなった時
悲しくなった時
直ぐに触れられるように
そっと記した
私だけの栞
2018年9月作
By 音無詞 詩
詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
波瀾万丈な人生
凸凹だらけの道
歩いてはつまづいて
又歩き出して
七転び八起きの言葉
思い出して
転けて笑われて
そんな私ただ歩いていた
辛い時1人きり
泣いてみたり
命を終えたくて
最悪な事も考えた
だけど心の中
何処かに向かって
生きたいよ 生きたいよ
辛い事もあるけど
壁にぶつかって
何かに当たっても
消えないの 消えないの
嫌な気持ち
いつかは分からない
幸せを探して
いつ終わるか分からない
ピンチの塊
だけどいつかは
笑いたいから
ピンチだっていつかは
終わるんだって
自分で言い聞かせて
暗闇の中からの
僅かな光でも
探してく1人でも
笑いたいから
探してく1人でも
笑いたいから
By 音無詞 詩
2018年11月作
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辛い時優しい風が
君の髪を撫でてくれている
泣きそうな時も
高い空から温かい太陽が
照らしてくれる
誰一人友達居ないと
嘆くなと
私だけ一人ぼっちと
嘆くなと
心を照らしてくれている
この太陽がたった一人の
私の味方
雨の日は一休みしよう
お茶でも飲みながら
又晴れてくれるの
待とう
雨が止んだ後
虹が出るかも
しれないから
窓を見ながら
By 音無詞 詩
2019年1月作
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見ていた月が
雲に隠れていくように
近くに感じたのに
いつしか遠くに感じた
最初は一目見れただけで
ドキドキしたり
少し話せたなら
声うわずってた
この思い
言えないままで
貴方と
離れるくらいなら
片思いでいいから
貴方と
離れずにいたい
そんなのムリだって
分かってるけど
そんなのイヤだって
心が泣いてる
あなたがいい
あなたがいて欲しい
いつもいつも
あなたの傍にいたい
あなたがいい
あなたじゃなきゃいや
いつもいつも
あなたの声聞きたい
片思いでいい
この時間だけ
今のこの時間だけ
お願い止めて
あなたが傍にいる時間
好きだなんて
言えなくてもいい
片思いでいいから
あなたがいい
あなたがいい
他の誰かじゃなくて
あなたがいい
あなたがいい
未来なんて要らない
片思いでいいから
あなたが欲しい
By 音無詞 詩
2019年2月作
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化粧もしていない
髪も湿気てボサボサだけど
不器用で
上手くも話せないし
美人でもなく
可愛くもないけど
貴方の前では
素直で居たい
貴方の前では
飾らない
私のままで居たい
重いと言われたくない
見苦しくても
疲れた心
抱きしめていて
抱きしめてくれないと
壊れてしまう
このまま
ずっとずっとずっと
抱いていて
朝になろうが
昼になろうが
夜になろうが
ずっと
抱いていて
私が壊れないように
私が私で
いられるように
By 音無詞 詩
2019年3月作
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解ってくれとは言わない
だけど解って欲しい
相反する感情
だけどそれが真実
どんなに強がってても
一人で居られない
ほっといてって呟く程
誰かの愛を欲しがってる
相反する感情
だけどそれが現実
ほっとかれて
傷つく程辛い事は無い
私は所詮
一人きりじゃ
生きていけない弱虫
私なんて我儘
私なんて嫌だ
だけど誰よりも
愛を探している
そして誰より
愛を求めてる
仮面を脱いだら
楽かも知れない
だけど弱さを
見せられない日もある
相反する感情に
苦しめられて
一人辛くして
涙を閉じ込めた
解ってくれとは言わない
だけど解って欲しい
一人で居ても
優しさという
温もり探している事
By 音無詞 詩
2019年3月作
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貴方と出会って
貴方と他愛のない事
話してるだけだったけど
お互い芽生えた想いが
あったでしょ?
何気ない言葉の数々に
支えたり
支えられたり
最初は分からない位の
小さな蕾が
勝手に私の中で
大きくなって
見えないけど
貴方と同じ夢に
向かって歩いてみたり
時に不安になって
手探りして
貴方の手
探したくなるの
時に不安になって
甘えてみたくなる
貴方の声
欲しがって
時に不安になって
独り占めしたくなる
貴方の事
我慢しても
一瞬で燃えついてしまう
想いじゃなかった
密かに密かに
毎日毎日
私の中で大きくなる想い
それが好きだと言う事と
それが愛してる気持ちと
そう
それが恋で
それが愛で
それがただ必要で
それをただ求めて
何故それが
伝わらなかったのだろう?
何故それが
実らなかったのだろう?
私の蕾
私の花
抱きしめられる事もなく
踏みつけられて
叶わない想い
貴方の想い
貴方の想いは
何だったのですか?
教えて下さい
一瞬で燃えつきない
私の想いは
今も私の心燻ぶる
By 音無詞 詩
2019年3月作
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寂しさの形は
無色透明の涙
貴方が好きだと
感じる程
貴方を愛してると
思う程
私の心を動かして
私の心が疼きだして
私の心をかき乱してく
そして
流れてく
溢れてく
形成しないかも
しれないけれど
寂しいと
訴えている
その形に気づいて
私の気持ちに気づいて
By 音無詞 詩
2019年4月作
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君の小さな手に宿る
名も知らない
小さな花
赤い花
君の小さな手の中の
思いが伝わる
小さなKISS
赤い頬
赤い思いは
赤い顔は
小さなありがとうを
沢山連れてくる
君の中の
カーネーション
何よりも凛として
何よりも綺麗
何よりも大切な君を
ただ心で抱きしめる
母として君を守り
母として君を愛する
名も知らないけど
赤いありがとう
君にとっての
カーネーション
By 音無詞 詩
2019年5月作