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小さな貝がらの部屋


[552] 冷たい指先
詩人:小さな貝がら [投票][得票][編集]

こんなに貴方と
離れたって
季節が一回り
したって

忘れるなんて出来ない
貴方と約束したから

いつかはなれると
思っていた
貴方の名字に憧れてた

まるで
少女に戻ったみたいに
私は憧れてた

だけど心は寂しくて
いつしか貴方を縛って
大切な貴方は
私から去っていった

触れたかった背中は
今は見えなくて
戸惑う心震える指

宛てもなく
さ迷う私の
冷たい指先は
春になる事を知らない

By 音無詞 詩

2011/04/03 (Sun)

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