詩人:奏 | [投票][編集] |
誕生日プレゼントなんて
本当は要らない
ただ気持ちが貰えるだけで
産まれてきたことが
報われた気がするから
必要じゃないと言わても
知らない場所で笑われていても
生きることに疲れても
ただ一言
「誕生日、おめでとう」
たった一言
君が言ってくれれば
僕は生きていける
そのぐらいに
僕は嬉しかったんだ
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貴女が生きていたこと
それは紛れも無い事実
メールフォルダに残る
貴女の居た証拠
貴女が生きた面影
あんなにも悩んで
あんなにも苦しんで
あんなにも泣いて
そして、笑った
貴女が居た記憶
機械じゃ無い僕の記憶に
貴女の居た証拠は無く
時間の経過で薄れていく
貴女が生きた面影
これは悲しみなのか
これは憤りなのか
これは寂しさなのか
矛盾する心に
ぽっかりと空いた空間
貴女に声が届くなら
貴女に触れられるなら
貴女が笑ってくれるなら
この気持ちは無かった
最大のありがとうと
最大のごめんなさい
ただそれだけで
貴女は笑ってくれるよね
「悩みすぎ」って
言ってくれるよね
届かない声なら
届かない手なら
届かない笑顔なら
最初から無ければ良かった
矛盾した心に
僕は今日も泣くんだ
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ありがとう大好きだった人
私の我が儘に付き合ってくれて
ありがとう大好きだった人
私の愚痴を聞いてくれて
ありがとう大好きだった人
約束を全部破ってくれて
ありがとう大好きだった人
最悪な裏切りをしてくれて
さよなら大好きだった人
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きらきら、
その明るい笑顔
ころころ、
その変わる表情
君が可愛くて
君が愛しくて
僕には不釣り合いな君が
笑いかけてくれるのが
この上なく嬉しくて
まるで愛を囁くように
僕は君に微笑む
宝石のように
しまっておきたくて
それは叶わなくて
君は知らないこの気持ち
それでも僕は構わない
宝石のように、輝くキミ
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「苦しい」って
「悲しい」って
「寂しい」って
叫ぶことが出来たら
どれだけ楽になれるだろう
たった一人信頼してた
その人にすら裏切られ
誰に助けを求めれようか
涙は絶えず溢れ
苦しさから逃げようと
アルコールに逃げ
煙草の数が増え
最悪な人間になった
どこから間違ったのか
分岐点なんて分からず
ただ自分の過去を責め
前に進めないでいる
これからを歩む意思なんて
この俺にあるのだろうか
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「もう嫌だ」って
「苦しい」って
泣き叫んでしまえたら
どれだけ楽だろう
そんな訳には行かないし
涙は出なく
ただ胸が締め付けられる
それが辛くて
息が詰まるほど苦しくて
誰かに依存したいほど
一人が怖くて
誰かに依存して
裏切られるのが怖くて
だから僕らは
いつものように笑うんだ
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一人が怖くて
壊れるぐらいに寂しくて
誰かの温もりが欲しくて
狂おしいぐらいに
愛だの恋だのを求めてる
だというのに俺は
自分から恋なんてしなくて
ただ誰かが寄ってきて
「好きだよ」なんて
甘ったるい言葉を
言ってくれるのを望んでる
汚い手口
好きになる気なんて
元から無いというのに
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どうせ上辺だけの関係に
理由なんて要らないだろ?
「ただの友達」なのに
裏で愚痴られても
困るんですよね、うん
異性と仲良くすれば
勘違いやら嫉妬やらされて
同性と仲良くすれば
裏でめんどくせぇ悪口言われて
え?なに?死ぬの?
みんな馬鹿みてぇだ
ただ同じ空間で
笑ってるだけの関係
めまぐるしい煩わしさなんて
必要ねーっつーの
俺はただ、楽しきゃいい
多分全員そう思ってんだろうが
それが出来ないのはガキだから
めんどくせぇな
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心から
大嫌いになった。
それが寂しい、と
心の中で
何かが呟いた。
苦しい、と
何かが叫んだ
呼吸をしていて
何かが足りなくなった
そうだ、言葉だったのか
詰まって、
重なって、
ぐちゃぐちゃになった
言葉が言っている
どんなくだらない詩でも
それは酸素で
それは大切で
ただいま。
僕はまた詩を書くよ
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言葉では伝わらなかった
気持ちすら伝わらなかった
それが悲しくて
いつしか言葉が嫌いになった
それでも僕は言葉を探して
伝わらなくても紡ぎ続けて
やっぱり僕は
言葉が大好きだった
今までありがとう
これからも、よろしくね