詩人:奏 | [投票][編集] |
苦しいとき
傍に居てくれるのは
誰でもなくて
自分の中に居る
ちっぽけな
詩でした
ぐちゃぐちゃで
自己満足な世界で
詩だけは
僕の中で唯一
綺麗な存在で
悲しいときも
嬉しいときにも
詩は一緒に居てくれて
そんな詩に
いつも通りぐちゃぐちゃで
自己満足な恋文を
詩人:奏 | [投票][編集] |
生きていくのに
自ら首を絞めて
苦しんでる少女を見た
回りから愛されてて
大事にされているのに
それに気付かないで
「寂しい」と言う
少しでも前を向けば
皆が待っているのに
下ばかりを見つめて
「死にたい」と言う
寂しいのが怖くて
存在を必要として
身体を求める少女を見た
ただぬくもりが欲しかった
16歳の少女の末路
俺はそいつを見て
一つ悲しみを覚えた
詩人:奏 | [投票][編集] |
一度書き出すと
次々と出てくる
繋がらない単語たち
白い画面に打ち込んで
クリアボタンにお世話になって
気付けばバラバラな単語が
ひとつの言葉になって
言葉が詩になって
白い画面が埋まっていく
それでも身体中にある
書きたい衝動は収まらなくて
言葉は道具のハズなのに
いつの間にか僕らは
言葉に動かされてる
詩人:奏 | [投票][編集] |
変わった性格をしていると
回りは変な目で見る
その視線が嫌いだからこそ
僕は変人であり続けた
そうすればどんな視線も
僕の内側までは傷付けない
そんなくだらない理由
例え悪口を言われようと
それは変人であることが理由で
僕自体の事ではない
そう思って
僕は逃げていた
臆病な僕には
この世の中は苦しすぎる
「一般と違う感性」が
嫌われる理由だとすれば
「一般」とはなんだろうか
どんなに変わった感性でも
同じ人間なのに
否定されるのは何故だ?
僕には分からない
詩人:奏 | [投票][編集] |
「大丈夫」の裏側で
「苦しいよ」と泣いている
君の声が聞こえたんだ
隠されるほどもっと大きく
君の声は泣いていた
無理しなくていいんだよ
本当は泣いても良いんだ
泣くことは恥じゃない
だから君の声を
その口から聞かせてよ
力にはなれなくても
話を聞くことぐらいなら
こんな僕にも出来るから
一人だなんて思わないでさ
笑うのに疲れた時には
背負うのなんて止めて
こっちに来て良いんだよ
君の力になれるなら
僕の命を捨てるのさえ本望
詩人:奏 | [投票][編集] |
一人が寂しいから
一緒に居れれば誰でも良い
なんてさ
ガキみたいな能書き
モテると思ってんなら
脳味噌取り替えるべきだね
回りを見てみろよ
何人を傷付けて
何人を敵にして
何人裏切ったのか
それさえ気付けないガキに
孤独を語る資格は無いね
いいかい?よく聞け
お前が可哀想なのは
孤独でも環境でも無い
そう思い込んでる
足りない脳味噌なんだよ
分かったなら謝れ
俺たちは心配してたんだ
詩人:奏 | [投票][編集] |
泣いていても
苦しんでいても
死にたくなっても
今は今でしかなくて
365日の中で
たった1秒も
笑って無いかと言うと
そんなことは無い訳で
楽しくて
みんなで笑って
遊んでいても
時間は進んで行く訳で
どっちが幸せかと言うと
当然後者な訳で
要するにただ
今を笑顔で生きたい訳よ
詩人:奏 | [投票][編集] |
吐き気がするほどの
甘い甘い紅茶
一口口に含んだら
案の定吐き気と
甘い甘い味わい
吐き気がするほど
苦い苦い悪態
一回耳に挟んだら
案の定吐き気と
苦い苦い心
紅茶で誤魔化せたら
どれだけ幸せだろう
詩人:奏 | [投票][編集] |
俺が嫌われてることぐらい
とっくに知ってたさ
嫌われないよう努力しても
やっぱりどこかで嫌われてたさ
それでもさ
こんな俺にも
親友なんて奇特な人間
居てくれてさ
俺が何をしても
そいつだけは俺を信じてて
昔は意味が分からなかったけど
今は痛いぐらい分かる
「お前だけは変わらないで居てくれ」と
ことあるごとに言ってた
お前の気持ち
お前の存在が、俺の拠り所
詩人:奏 | [投票][編集] |
もう嫌だ、どうせ駄目だ
その言葉に苦しんだ
今までの歳月
努力も途中で投げ捨てて
自分自身も放棄した
ああ、もっと早く
自信を身に付けていたら
今の俺はもっと
輝いて居ただろうか
気付くには遅かったけど
変わるには遅くない
自分を大事にして
一歩一歩踏みしめよう
俺には出来る
なんで気づかなかったんだ