詩人:奏 | [投票][編集] |
多分今日のあの試合が
一生で最後の真剣勝負だっただろう
チャンスボールを拾って
トスまできちんと繋いで
スパイクを決めてくれる
こんな不思議な一体感は
他じゃ味わえないだろうな
ありがとう、お疲れさま、さようなら
バレー歴5年と授業でちょっとの
たったひとつの特技。
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変わる過去なんて無い
そのお陰で
随分苦しんだ
けれど
変わらない未来なんて無いから
そう信じるから
過去を踏み台にしつつ
光に手を伸ばしてみた
あまりにも距離があるけれど
ずっと待っててくれるから
踏み台を増やして
また手を伸ばすよ
いつか届く時まで
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僕にだけ優しい
そんな訳じゃなくて
君は誰にでも優しくて
勘違いなのか
それともやっぱり
僕だけが特別なのか
「おつきあい」してても
さっぱり分からなくて
君にとって
僕だけが一番で
特別なんだ、って
思うに思えなくて
だけど
たまに見せるその笑顔が
僕の前でだけ柔らかいから
やっぱり僕だけが
特別なんだって
思えるんだ
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夢見が良すぎて
眠りたくない
贅沢な悩みかもしれないけれど
叶わない夢を見るくらいなら
夢なんて見たくない
今の自分が
充分幸せだから
これ以上の幸せなんて
望みたくないよ
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他人を思い
自分を制して
全員が楽しくなれる
そんな人を
目指していたのに
気づいたら僕は
最低の人間だった。
他人を思わず
自分勝手で
嫌な気持ちにさせている
そんなことすら
分かって居なくて
昔よりももっと
ガキになってた
何よりも
それを教えてくれた友に
感謝と謝罪を。
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昔は誰より自分が嫌いで
何があっても自分が悪くて
眠るだけで死ねたら良い
そう思ってた
今は自分のことが好きで
死にたいなんて思わない
けどそんな僕を見て皆
「お前らしくない」って
口を揃えて言う
自分らしいってなに?
自分を押し殺して
回りに合わせること?
僕は
お互いに我を出し合って
一緒に成長する方が
ずっと良いことなんだと
そう思うのに
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熱が高いと身体も
心も辛くなる
持病の腰痛から激痛と
呼吸ですら響く頭痛と
布団から動けない自分
お喋り相手は携帯で
つらつらと愚痴ばかり
流してしまうよ
ごめんね
治ったらちゃんと謝るから
今だけは
泣かせて。
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早いもので
もう高校も卒業です
中学の卒業が昨日のようで
未だに信じられません
けれど
この3年間で
たくさん泣き
たくさん怒り
たくさん笑いました
中身はまだまだ子供ですが
少しずつ
成長したと思います
中学の大親友たちも
高校での仲間たちも
明日を境に
この地元から
居なくなってゆきます
私はまだあと3年間
地元に残りますので
安心して
帰ってきて下さいね
残り1日の高校生活で
別れに泣いて
旅立ちに笑って
そうして過ごしましょう
今までも、これからも
ずっと仲間でありたい
それだけです
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ああ、なんて自分勝手
分かってはいるけど
何も分かっていない
僕ほど醜い人間は
回りを不快にさせるだけ
綺麗な人たちに囲まれて
自分の醜さを隠そうと
必死になってる
人の気持ちも分からない
分かろうとすらしない
そんな人間に
僕はなりました
こんな僕じゃ
貴女は迎えに来てくれない