詩人:奏 | [投票][編集] |
自分一人で背負い込んで
独りぼっちな気になってた
振り向けばほら
皆待ってくれてたんだ
口下手で口悪い俺を
笑いながら迎えてくれる
それが俺の場所
それが俺の宝物
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どんなに水を注いでも
満たされない砂漠の砂のように
愛情を貰ったそばから
心がカラカラになって行く
こんなに与えて貰っても
充たされなくて
お返しが出来なくて
強い風が吹く度に
砂漠は広がって行く
植林活動すら
もう、遅いんだ
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いつもどこかで
親の顔色を伺っていた
幼い頃の自分
怖かったのは怒られることではなく
見捨てられること
俺が欲しかったのは
哀れみでも同情でも無く
両腕でも溢れるぐらいの
純粋な愛情だったのだ
それに気付いた今はもう
愛情なんて言葉が
どこか薄っぺらく
信じられないんだ
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もう嫌だ、どうせ駄目だ
その言葉に苦しんだ
今までの歳月
努力も途中で投げ捨てて
自分自身も放棄した
ああ、もっと早く
自信を身に付けていたら
今の俺はもっと
輝いて居ただろうか
気付くには遅かったけど
変わるには遅くない
自分を大事にして
一歩一歩踏みしめよう
俺には出来る
なんで気づかなかったんだ
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俺が嫌われてることぐらい
とっくに知ってたさ
嫌われないよう努力しても
やっぱりどこかで嫌われてたさ
それでもさ
こんな俺にも
親友なんて奇特な人間
居てくれてさ
俺が何をしても
そいつだけは俺を信じてて
昔は意味が分からなかったけど
今は痛いぐらい分かる
「お前だけは変わらないで居てくれ」と
ことあるごとに言ってた
お前の気持ち
お前の存在が、俺の拠り所
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吐き気がするほどの
甘い甘い紅茶
一口口に含んだら
案の定吐き気と
甘い甘い味わい
吐き気がするほど
苦い苦い悪態
一回耳に挟んだら
案の定吐き気と
苦い苦い心
紅茶で誤魔化せたら
どれだけ幸せだろう
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泣いていても
苦しんでいても
死にたくなっても
今は今でしかなくて
365日の中で
たった1秒も
笑って無いかと言うと
そんなことは無い訳で
楽しくて
みんなで笑って
遊んでいても
時間は進んで行く訳で
どっちが幸せかと言うと
当然後者な訳で
要するにただ
今を笑顔で生きたい訳よ
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一人が寂しいから
一緒に居れれば誰でも良い
なんてさ
ガキみたいな能書き
モテると思ってんなら
脳味噌取り替えるべきだね
回りを見てみろよ
何人を傷付けて
何人を敵にして
何人裏切ったのか
それさえ気付けないガキに
孤独を語る資格は無いね
いいかい?よく聞け
お前が可哀想なのは
孤独でも環境でも無い
そう思い込んでる
足りない脳味噌なんだよ
分かったなら謝れ
俺たちは心配してたんだ
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「大丈夫」の裏側で
「苦しいよ」と泣いている
君の声が聞こえたんだ
隠されるほどもっと大きく
君の声は泣いていた
無理しなくていいんだよ
本当は泣いても良いんだ
泣くことは恥じゃない
だから君の声を
その口から聞かせてよ
力にはなれなくても
話を聞くことぐらいなら
こんな僕にも出来るから
一人だなんて思わないでさ
笑うのに疲れた時には
背負うのなんて止めて
こっちに来て良いんだよ
君の力になれるなら
僕の命を捨てるのさえ本望
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変わった性格をしていると
回りは変な目で見る
その視線が嫌いだからこそ
僕は変人であり続けた
そうすればどんな視線も
僕の内側までは傷付けない
そんなくだらない理由
例え悪口を言われようと
それは変人であることが理由で
僕自体の事ではない
そう思って
僕は逃げていた
臆病な僕には
この世の中は苦しすぎる
「一般と違う感性」が
嫌われる理由だとすれば
「一般」とはなんだろうか
どんなに変わった感性でも
同じ人間なのに
否定されるのは何故だ?
僕には分からない