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奏の部屋  〜 新着順表示 〜


[294] 詩人
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一度書き出すと
次々と出てくる
繋がらない単語たち

白い画面に打ち込んで
クリアボタンにお世話になって
気付けばバラバラな単語が
ひとつの言葉になって
言葉が詩になって
白い画面が埋まっていく

それでも身体中にある
書きたい衝動は収まらなくて

言葉は道具のハズなのに
いつの間にか僕らは
言葉に動かされてる

2009/09/06 (Sun)

[293] 無題
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生きていくのに
自ら首を絞めて
苦しんでる少女を見た

回りから愛されてて
大事にされているのに
それに気付かないで
「寂しい」と言う

少しでも前を向けば
皆が待っているのに
下ばかりを見つめて
「死にたい」と言う

寂しいのが怖くて
存在を必要として
身体を求める少女を見た

ただぬくもりが欲しかった
16歳の少女の末路
俺はそいつを見て
一つ悲しみを覚えた

2009/09/06 (Sun)

[292] 詩 うた
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苦しいとき

傍に居てくれるのは

誰でもなくて

自分の中に居る

ちっぽけな

詩でした

ぐちゃぐちゃで

自己満足な世界で

詩だけは

僕の中で唯一

綺麗な存在で

悲しいときも

嬉しいときにも

詩は一緒に居てくれて

そんな詩に

いつも通りぐちゃぐちゃで

自己満足な恋文を


2009/09/06 (Sun)

[291] 
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いつだって僕らは
道の見えない暗闇を
滅茶苦茶に走ってきたんだ

走る足が疲れて
進むことが怖くなって
動けなくなってしまっても
仕方無いことなんだ

そんなときはホラ
手を貸してあげるから
ゆっくり歩き出そうよ

見えなくても
迷うことなんて無いんだ

行きたい道を進もう
何も見えないけど
進めない道なんて無いから

2009/09/06 (Sun)

[290] わがまま
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一緒に過ごす日々が
少しずつ
確実に
短くなって行く
そんな日常で
何かに泣いて
何かに怒って
何かに笑って
無理して笑わなくても
一緒に居てくれる
仲間が出来たから
帰るだけだった
無駄な放課後が
今では待ち遠しいんだ
進学や就職で
みんな離れていくから
「たかが友達」なんて
そんな関係じゃなくて
もっと深い
笑える仲間になりたいって
そう思うんだ

2009/09/03 (Thu)

[289] 境界線
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あやふやな区切りに
不可思議な関係
それが楽で
それが酷で
お前は俺が好きだけど
俺はあの人が好きなのに
土曜からあやふやな境界線
強く言えないのは
俺が最悪な人間だから
この関係が心地よい
俺が最低な人間だから
そして今日もあやふや。

2009/07/16 (Thu)

[288] ああ。
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忘れていたんだ

昨日は
貴女の誕生日だったのに

この俺は

ただ
遊んでいた


消したくなかった
忘れたくなかった

貴女の記憶が

いつの間にか


ぽっかり


無くなっていて

こんな時ぐらい

涙が帰ってくれば良いのに


2009/07/15 (Wed)

[287] 円舞曲
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全てを知っていて僕は
何も知らないフリをする

何も知らない君は
全部知ってるフリをする

最高で最悪な
灰色のワルツを踊ろう

所詮は演技で
全ては道化で

真っ暗な闇に
しばし微睡もう

嘘が本当で
本当が嘘で

ああ、綺麗なワルツだ

2009/07/15 (Wed)

[286] 純情
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「君に恋人が居たって、君のことが好きだよ」
そう言いながら
笑ったお前の横顔

「だから友達で居よう」
そう言いながら
開き直ったその横顔

その眩しさが
その優しさが
俺には苦しくて

お前が好きになった
俺の優しさなんて
お前に比べたら
微々たるものなんだよ

今はただ
純粋なお前を見て
一人ため息をつく俺

2009/07/13 (Mon)

[285] 苦しい
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こんなにあいつが好きなのに
きっとあいつは気づいてない

こんなに思われてるのに
その想いには答えてやれない

どっちも苦しいよ

この想いに
引き裂かれそうだよ

一方通行かつ前後行き止まり

ああ
泣きそうだ

2009/07/08 (Wed)
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