ぼくの いとしい みどりごのふっくらと ちいさな てのひらぼくよりも ずっと ちいさいのにやんわりと にぎりしめた きぼうはぼくよりも ずっと おおきいそのえくぼを のぞけばぼくと まるでおなじ かたちなのに まるでちがう みらいがまちうけているなんておもわず 両手でそっと つつみこんだ
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