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枯れ木にだって水をあげよう
周りはみんな
「もう咲かないよ」
「実を結ぶことだってないんだよ」
「危ないから切っちゃった方がいいんじゃない」
って言うけれど
それでも僕は水をあげるんだ
「ありがとう」
って
だって
報われたってもいいじゃない
今まで咲き続けてたんだから
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落ちるため息を 数えている間に
どんどん増えていって
追いつかなくなった
いつのまにか閉じてた眼を
開ける事も
できないほど
その重さは増して
費やした昨日までを
後悔するための今日に
そんなんじゃ到底
息の吐き方しかわからない
明日からの 呼吸の仕方を
あの日の僕に教えてもらわないと
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空から星が降ってきた
幾千の中からたったひとつ
選んだ訳ではない
でも
望んでいた
差し伸べた手を拒みもしない
“僕が選んだんだ”と
そう言わんばかりに
輝く訳でもなく
その星は何も言わないで
そっと 生きる意味をくれた
きっとずっと見られていたんだろう
いつかの見上げた空にいたんだろう
君と出会った時に生まれたんだろう
その時から僕らを探してたんだろう
ありがとう
辿った道を思い出した
また光る、その果てまで
僕らが愛そう、尽きるまで
幾千の中からたったひとつ
空から星が降ってきた
僕と君とのあいだに
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嘘はきらいだった
つくことも つかれることも
真実はふたつあってはいけないものだと思っていた
けれど
大人になって
社会に出てから
嘘が上手くなった
それが
生きる術だと教えられた
真実は言葉の中にしか存在しないと
そう
思うようになった
優しい嘘を覚えた
罪のない嘘を学んだ
人を守る嘘をたくさんついた
でも
やっぱり
一番最初の“嘘”は
自分についていたんだろう
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人の笑顔が好き
喜んでいる顔を見るのが好き
これはほんとのはなし
誰でもいい
身内じゃなくてもいい
道に迷っている人がいたら教えてあげたい
困ってる人がいたら悩んであげたい
へこんでる人がいたら励ましてあげたい
なにもない日常を過ごしている人にプレゼントをあげたい
些細なことで、少しでもいいからハッピーを感じてほしい
僕の純粋な気持ち
自己満足でしかないけど
偽ってるつもりはない
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君と重ねた
1500の軌跡
たった1つで崩れてしまう
それほど弱く
それほど脆く
疲れてしまった愛を
ここからやり直そうと
誓っていた
気持ちを新しく
そんな時
君が持ってきたニュースは
僕を容易く壊してしまったんだ
どうあがいたって塞がらない穴
今からどうしてくれるっていうんだい?
僕の決意が遅すぎたのか
君の気持ちが遠かったのか
二人の時間が長すぎたのか
積み重ねた日々は高く
振り下ろされたものは重かった
そうして簡単に割れてしまったものを
拾い集めて
元通りにできるのか
それともすべてを捨ててしまうのか
どれだけ考えたって
答えなんてある筈もないのに
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夜が明けて
窓を開ければ
緑が生えて
光に映える
空に唄えば
鳥が謳い
日が沈めば
大地も鎮まる
今日もどこかで
誰かが生きれば
明日も誰かの
ココロが活きる
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言葉が行き場を失って
小さな部屋にたどり着いた
そのうち僕に居座って
心を映すことを赦したんだ
切なさや苦しさのはけ口にしたり
はたまた
癒されたり
いつになろうとも
どんな時でも
その扉はずっとそこにあって
誰も拒んだりはしない
前よりずっと広くなって
昔よりずっとたくさんの言葉がある
シンシツに1番近いこの部屋は
どこに行こうとも
僕の間取りには必要なんだ